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腕がキーボードに、NECがウェアラブル技術を開発

ITmedia エンタープライズ 7月14日(木)8時4分配信

 NECは7月13日、作業者の腕を仮想的なキーボードにして非接触による操作ができる「ARmKeypad Air」技術を発表した。装着デバイスで製品を傷つける可能性のある製品ラインや、接触による衛生への影響を気にする医療現場、食品加工プロセスなどでの活用が想定されている。

 新技術ではウェアラブルグラスとウェアラブルウォッチを活用。2015年11月から作業者の腕を仮想キーボード化する「アームキーパッド」の開発と実証実験を進めてきた。アームキーパッドは、腕への接触による振動で入力を判別する技術だったが、ARmKeypad Airは、物や衣服に接触することなく非接触による操作ができる。これにより、直接触れられない無菌状態での作業が求められる現場などで迅速なハンズフリー作業が可能になる。

 その仕組みでは、QRコードなどARマーカーがついた手元の様子を画像認識し、すぐに仮想キーボードが出現する。デバイスを取り出て手に持つといった動作がいらず、装着のために作業が中断することもなくなる。また、前腕上に大きなキーエリアを配置できるので、操作しやすいよう。利用シーンに応じてキーボードのレイアウトも自由に変更でき、フリック操作など表示データも入れ替えられる。スムーズなキー操作により、音声入力が難しい騒音下での利用にも適している。

 ハンズフリーでは作業効率や安全性の向上が期待されるが、新技術は応用できる現場環境を拡大させると期待されている。

最終更新:7月14日(木)8時4分

ITmedia エンタープライズ