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韓国国防部 PAC2配備基地で電磁波測定を公開

聯合ニュース 7月14日(木)15時50分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は14日、空軍が首都圏地域で運用するパトリオットミサイル(PAC2)の配備基地に記者団を招き、電磁波測定の様子を公開した。

 パトリオットミサイル砲台のレーダーが安全基準に基づいて運用されていることを強調し、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐる電磁波などの健康被害や安全への懸念を払しょくする狙いがあるとみられる。

 電磁波測定はパトリオットレーダーの正面から20メートル離れた地点で行われた。

 レーダービームの下方部分は地面とほぼ水平に発射される。

 レーダーが約3~4メートルの台座にあることを踏まえると、人間の頭上の高さにレーダービームが発射されることになる。

 電磁波測定はレーダービームが発射されている6分間、電力密度の最大値と平均値を測定する方法で実施された。

 レーダー前方20メートル地点の電力密度の最大値と平均値はそれぞれ0.2826ワット毎平方メートル、0.0735ワット毎平方メートルだった。

 韓国の電磁波法で定められた電磁波の人体への許容基準は10ワット毎平方メートルだ。パトリオットレーダーの正面で測定された電磁波の最大値は許容値の2.8%水準にとどまることになる。

 パトリオットレーダーがある場所は海抜400メートルの山頂だ。レーダーは北朝鮮のミサイル攻撃に備え北側を向いており、山の麓には高い建物が並んでいる。

 レーダー正面の電磁波が許容水準の3%にも満たないため、山の麓の住宅密集地域には電磁波による被害はないというのが軍当局の説明だ。

 パトリオットレーダーから40メートル離れた地点での電磁波最大値と平均値はそれぞれ0.0877ワット毎平方メートル、0.0313ワット毎平方メートルだった。

 パトリオットミサイルの場合、立ち入り禁止区域は前方の半径120メートル内だ。

 前方120メートル地点での電磁波最大値と平均値はそれぞれ0.0336ワット毎平方メートル、0.0065ワット毎平方メートルだった。

 韓国軍はTHAAD配備をめぐる懸念を取り除こうとパトリオットレーダーの電磁波を韓国メディアに公開したが、懸念は簡単に払しょくできないとみられる。

 THAADのレーダーの安全距離はパトリオットレーダーよりも短いが、出力はより強力だとされる。

 軍関係者は「(THAAD配備先の)星州郡の住民をはじめ、国民を対象にTHAADに関する正確な情報を提供し、THAADの安全性を伝えていきたい」と話した。

最終更新:7月14日(木)16時2分

聯合ニュース