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新型「アクセラ」はクリーンディーゼルが充実、ノック音もさらに低減へ

MONOist 7月14日(木)12時22分配信

 マツダは2016年7月14日、主力車種「アクセラ」を大幅改良し、同日から販売を始めると発表した。これまでクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」は排気量2.2l(リットル)の「SKYACTIV-D 2.2」だけだったが、車格相応となる排気量1.5lの「SKYACTIV-D 1.5」搭載モデルを新たにラインアップした。SKYACTIV-D 1.5搭載モデルの税込み価格は230万3640~268万9200円で、排気量1.5lガソリンエンジン搭載モデルと、SKYACTIV-D 2.2搭載モデルの間で設定されている。

【「SKYACTIV-D 1.5」を搭載するハッチバックタイプ「アクセラ スポーツ」の外観/内装などその他の画像】

 さらに、ディーゼルエンジン特有のノック音をさらに低減する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」や、「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス)」の第一弾「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」などを採用した。

 今回の大幅改良に合わせてSKYACTIV-Dの性能向上も図っている。「DE精密過給制御」によって、過給圧の制御を最適化し、より細かな燃料噴射を可能にした。これによって、エンジンのトルク応答をより緻密に制御して、「人馬一体」感をさらに高められる。特に、これまでアクセル操作に対する車両の反応がやや遅れてしまっていた軽負荷領域で高い効果が得られるとしている。

 そしてノック音を抑制する新たな技術を導入した。これまでマツダは、周波数帯3.6kHz付近のノック音を減衰させる「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を導入していた。新型アクセラで、他の周波数帯のノック音に対応すべく新たに採用したのが、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールである。

 同社は周波数帯1.3kHz、1.7kHz、2.5kHz付近で発生するノック音が、エンジン加振力と構造系共振のピークが重なることで増幅していることを見いだした。ナチュラル・サウンド・周波数コントロールでは、燃料噴射タイミングを0.1ms単位で制御し、エンジン加振力を構造系共振と逆位相にさせることで、これらの周波数帯のノック音を低減した。

 なお、SKYACTIV-D 1.5搭載モデルはトランスミッションが6速ATのみで、JC08モード燃費は21.6km/lとなっている。初めてSKYACTIV-D 1.5を搭載した「デミオ」は、6速AT搭載モデルのJC08モード燃費が26.4km/lだった。

●「i-ACTIVSENSE」に交通標識認識機能

 運転支援システムである「i-ACTIVSENSE」についても大幅な改良が図られている。まず、新機能として加わったのが速度標識の見落としを防ぎ安全運転をサポートする「交通標識認識システム(TSR)」である。走行中に前方を検知する車載カメラで速度標識を認識し、制限速度をヘッドアップディスプレイ「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」に表示し、制限速度超過をディスプレイ内のグラフィック点滅で通知する。ブザー警告の設定も可能だ。また、進入禁止標識、一時停止標識も判読できるという。

 また車両前方を検知して衝突被害を軽減する自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」を「アドバンスト スマート・シティ・ブレーキ・サポート」に進化させた。センサーを赤外線レーダーから前方検知カメラに変更し、検知対象を車両のみから車両+歩行者に広げた。作動速度域も時速約4~30kmだったところを、車両検知で時速約4~80km、歩行者検知で時速10~80kmまで拡大できている。

最終更新:7月14日(木)12時22分

MONOist