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日本飛行機、F35戦闘機の射出座席整備に参画へ

ニュースイッチ 7月14日(木)7時20分配信

「日本と北太平洋」の機体、英マーティンと覚書

  【英ファンボロー=戸村智幸】日本飛行機(横浜市金沢区、小島俊文社長)は、世界9カ国の政府・企業が共同開発中の最新鋭ステルス戦闘機「F35」の射出座席の整備に参画する。F35の射出座席を生産する英マーティン・ベーカーと、日本および北太平洋地域で運用されるF35の整備に関する覚書(MOU)を結んだ。日本飛行機が過去にも戦闘機「F4」と「F/A18」の射出座席整備を担当した実績が評価された。F35も手がけることで、整備技術の蓄積につなげる。

 F35は米国、日本など世界各国で今後運用される予定で、北太平洋地域のどの国で運用される機体を整備するかなど、具体的な体制を今後詰める。航空宇宙産業展「ファンボロー国際航空ショー」で小島俊文社長は「最新鋭機の整備を担うことで、将来にわたって整備技術を獲得できる」と参画の意義を説いた。

 戦闘機の射出座席は非常時に機体の上部に飛び出して操縦者の安全を確保する。人命に関わり、運用開始後の保守点検は重要な作業になる。日本飛行機は川崎重工業の完全子会社で、航空機整備を主力事業としてきた。

 F35は日本では航空自衛隊が2017年度に運用開始予定。空自向けの機体は、開発主体の米ロッキード・マーチンから請け負う形で、三菱重工業が最終組み立てと機能確認を実施している。

日本企業は積極的に参画を

<解説>
 同社は米軍機の修理で長年の実績がある。「北太平洋」がどの区域を指すのかはまだ明確ではないが、グローバルでの共同開発や調達が進む世界の防衛航空機産業に、日本企業も参画していくべきだろう。

最終更新:7月14日(木)7時20分

ニュースイッチ