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中国の6月鋼材輸出、過去2番目の高水準

鉄鋼新聞 7月14日(木)6時2分配信

 中国税関総署が13日に発表した貿易統計によると、6月の鋼材輸出は前年同月比23・1%増の1094万トンだった。月間輸出量としては昨年9月に記録した1125万トンに次ぐ過去2番目。5月に入り中国内の鋼材市況が下落へ転じたことで仮需がなくなり、失速した国内販売を補う形で6月積みでの輸出が急増した。

 前年比増は5カ月連続で、月間1千万トン超えは6カ月ぶりだった。市況の潮目が変わった5月初旬の労働節明けから唐山鋼鉄や本渓鋼鉄、日照鋼鉄といった華北の鉄鋼大手が海外市場へ薄板を売り込む動きが見られていたが、統計上でも顕在化した格好だ。
 ただ中国市況は6月中旬から下落に歯止めがかかり、以降は小幅ながら反発している。採算悪化や唐山市での環境規制で中国ミルには減産の機運も出ており、夏季休暇を控え足元の輸出市場は落ち着きつつある状況だ。
 海外市況を押し下げてきた中国ミルの安値輸出も見直しが入り、熱延コイルの輸出市場はトン当たりCIF300ドル台後半のレンジ内で下げ止まった。中国勢の輸出攻勢も、今後は弱まるものと予想される。
 6月の鋼材輸入は前年同月比2・6%減の114万トンだった。
 1~6月累計では、鋼材輸出が前年同期比9・0%増の5712万トン、鋼材輸入は同2・8%減の646万トンだった。
鉄鉱石輸入は8163万トン
 鉄鋼資源関連では、6月の鉄鉱石輸入が前年同月比8・9%増の8163万トンとなり、8カ月連続で増加した。トン当たりの単価はCIF57・9ドルで、前月比では約0・1ドル上昇。小幅ながら4カ月連続で値上がりした。コークス輸出は同52・0%増の76万トンだった。
 1~6月累計では、鉄鉱石輸入が前年同期比9・1%増の4億9374万トン、コークス輸出が同1・7%増の475万トンとなった。

最終更新:7月14日(木)6時2分

鉄鋼新聞