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50m!巨大すぎる宇宙探査機、市民体育館で公開実験

sorae.jp 7月14日(木)18時6分配信

50m四方の巨大探査機は木星軌道へ向かうか-宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)は2016年7月13日、次世代小惑星探査機の公開実験を行った。

公開されたのはISASが2020年代前半の探査計画候補として検討している「木星トロヤ群小惑星探査」に必要な「ソーラー電力セイル」の試作品だ。ソーラー電力セイルは1辺が50mの正方形。この巨大セイルを対角線で切った1/4を試作した。

実験の目的は2つ。長辺50mもの三角形は、帯状のフィルムを張り合わせては畳んで作られた。これを大きく広げて、正確な寸法でできているか確認すること。もうひとつは、電線などの貼り付け作業をすることだ。そのため、50m以上の大きさがある相模原市立総合体育館を借用したのだが、多目的の市民施設では一般利用者の出入りを禁止することもできず、いっそ公開してしまおうということになったようだ。

「イトカワ」よりはるかに遠い、木星トロヤ群への旅

木星トロヤ群(単にトロヤ群と呼ぶ場合もある)小惑星とは、太陽系最大の惑星、木星と同じくらいの軌道で太陽を回っている、たくさんの小惑星だ。以前に小惑星探査機「はやぶさ」が訪れた小惑星「イトカワ」は地球と同じくらいの軌道を回る、地球近傍小惑星と呼ばれる天体だった。このためトロヤ群を探査すれば地球近傍とは違う科学的成果が期待できるが、「はやぶさ」の能力ではトロヤ群まで飛ぶことはできない。そこでISASが長年研究を進めてきたのが、ソーラー電力セイルだった。

「イカロス」の倍以上、巨大セイルのド迫力

ISASは2010年に、ソーラー電力セイル実証機「イカロス」を打ち上げた。「イカロス」は金星探査機「あかつき」との相乗りで地球を脱出、太陽を回りながらセイルの展開に成功している。「イカロス」は1辺が14mの正方形だったが、今回の実験は50mで、はるかに巨大だ。

実際に拡げてみるとそのサイズは圧倒的だ。筆者はいろいろなロケットや衛星などを見て「大きい」と感じたことがあるが、「広い」と感じたのは今回が初めてだ。実験では「イカロス」のセイルも並べて広げられたが、その差はすさまじい。これでも正方形のソーラー電力セイルの1/4だというのだ。

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最終更新:7月14日(木)18時6分

sorae.jp

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