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新幹線整備で要望続々 交通遮断懸念し高架化、フル規格求める声も 佐賀県知事が踏切視察

佐賀新聞 7月14日(木)14時30分配信

「運行本数増え、生活に支障」

 新幹線長崎ルート整備に伴って複線化される肥前山口-武雄温泉沿線の現状を確認するため、佐賀県の山口祥義知事が13日、杵島郡大町町内の踏切3カ所を視察した。JR佐世保線は国道34号と並行して走っており、地元住民からは「国道に接続する生活道路の渋滞が慢性化しており、複線化して運行本数が増えれば生活に支障が出る」などと対策を求める声が相次いだ。

リレー方式で2022年に暫定開業

 長崎ルートは今年3月、在来線特急を武雄温泉駅で新幹線に乗り継ぐ「リレー方式」による2022年の暫定開業で佐賀、長崎県などが合意した。開業までに大町-高橋(6.3キロ、武雄市)間を複線化し、在来線と新幹線を行き来できるフリーゲージトレイン(FGT)の開発状況を見ながら肥前山口-武雄温泉間の残りの区間(7.4キロ)の複線化を進める。

知事が現地の状況確認

 山口知事は下潟、大町東、下大町第2の各踏切を見て回った。踏切と国道との距離が最短で8メートルと近接している状況や、国道との交差点に押しボタン式信号しかない状況などを確認した。

 地元区長や住民からは「ロングレールになれば騒音が改善される。早く整備して」「国道のバイパスが整備されれば交通量も分散する。バイパスも(新幹線と)一緒にやってほしい」などの要望が上がった。

 山口知事は「JRや鉄道建設・運輸施設整備支援機構に伝えたい。できることはいくらかずつでも示していければと考えている」と答えた。

高架化やフル規格求める声

 佐賀県杵島郡大町町は町の南北を二分する形でJR佐世保線と国道34号が走っている。新幹線計画に対しては、運行列車数が増え、踏切での交通遮断に拍車がかかる懸念から、線路の高架化やフル規格を求める声が以前から上がっていた。

 町を東西に走る佐世保線は約4キロで、8カ所の踏切がある。現在は一日に普通列車30本、特急列車32本が通過している。新幹線運行に伴って長崎へのルートは佐世保線経由が中心になるため、現行の62本は126本に増えると説明されてきた。

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最終更新:7月14日(木)14時30分

佐賀新聞