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逗子開成、6年ぶりに校歌響く 高校野球神奈川大会第3日

カナロコ by 神奈川新聞 7月14日(木)7時0分配信

 第98回全国高校野球選手権神奈川大会第3日は13日、サーティーフォー保土ケ谷球場など10会場で1回戦20試合を行った。

 逗子開成はエース田村翔太郎(3年)が6回2失点と試合をつくり、打線も相手のミスに乗じて得点を重ね、5-2で翠陵を破って6年ぶりの勝利を飾った。瀬谷西は0-3の八回に、5連打などで一気に5点を奪って逆転勝利を収めた。

 横浜商(Y校)は同点の九回2死一塁から主将の大通広志(3年)が決勝の三塁打を放ち、4-3で南を下した。平塚江南は1年生の富田歩が九回を1人で投げ抜き、平塚湘風に11-4で快勝。橘学苑は右腕山田飛翔(3年)が10安打を浴びながらも要所を締めて完投し、5-1で磯子に勝利した。

 橋本は16安打と打線が爆発して14-1で伊勢原に大勝、元石川は一回に打者一巡の猛攻で6点を奪い、10-3で二宮に七回コールド勝ちした。

 第4日は14日、11会場で1、2回戦22試合を行い、シード校が登場する。

◆逗子開成「1勝」完遂 6年ぶりに校歌響く

 勝利の味は格別だ。6年ぶりに初戦の壁を破った逗子開成。夏のグラウンドに校歌を響かせた主将与謝野は「これまで負けてきた先輩たちの分まで勝とうと常々言ってきた」と笑った。

 先制されても動じなかった。1点を先行された直後の三回。先頭打者の山岡の投手強襲安打で足掛かりをつくると、敵失に乗じて一気に逆転。五回にも相手の隙を突いて好機を広げ、2死満塁から野村が右前に運び、白星を引き寄せる2点をたたき出した。

 先発田村は自慢のスライダーで相手打線をかわし、6回を2失点。1カ月前に左肩を痛め、本調子とはいかなかったが、エースとしての役割を果たし「きょうは助けられてばっかりだった」とこちらも笑顔だ。

 秋は地区予選で涙をのみ、春の県大会は1回戦敗退。「全部が他人任せになっていた」。キャプテンは中心となるべき3年生の間に緩んだ空気があったと明かす。

 開幕1カ月前には3年生が自主的に集まり、ミーティングを実施。4時間近く話し合って「自分たちが変わらないとチームは変わらない」と決意し、率先して声を出すことでグラウンドに緊張感が生まれたという。

 次戦の相手は2年前の準優勝校の向上。「組み合わせが決まった時から打倒向上が目標だった。チーム全員で一丸となってぶつかっていく」。与謝野をはじめ、チームは燃えている。

最終更新:7月14日(木)7時0分

カナロコ by 神奈川新聞