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韓国唯一の日帝強制動員歴史館が国立博物館に

ハンギョレ新聞 7月14日(木)12時1分配信

韓国で41番目の国立博物館として登録 釜山では2館目の国立博物館 日帝強制動員の実状を暴露し 日帝の蛮行を教育する空間に

 韓国唯一の日帝強制動員歴史館が開館後7カ月で公式な国立博物館になった。また、最初の遺物寄贈者も現れた。

 日帝強制動員歴史館(館長キム・ウリム)は13日、「文化体育観光部が日帝強制動員歴史館の1種専門博物館登録を知らせてきた」と明らかにした。国立博物館は所蔵遺物が100点以上なら1種、70~99点なら2種になる。日帝強制動員歴史館は韓国で41館目の国立博物館になった。釜山では国立海洋博物館(1種)に続き2番目の国立博物館だ。

 最初の遺物寄贈者も現れた。釜山機張郡(キジャングン)鼎冠面(チョングァンミョン)鼎冠邑に暮らすサハリン永住帰国同胞のアン・ヘジュン氏(78)が11日「義兄弟誓約書」2部を日帝強制動員歴史館に寄贈した。義兄弟誓約書は、慣れない異国サハリンに一人で連れて行かれたアン氏の兄など朝鮮人被害者17~18人が、1950年3月12日と1957年2月17日にサハリンで二度にわたり作成した。解放後にも故国に帰って来られず、サハリンで暮らす厳しい環境の中で、互いに助け合い、家族や兄弟のように過ごそうという意味で作成し1部ずつ持ち合っていた。二度にわたり作成された誓約書には、それぞれ9人ずつの名前が上がっていたが、1人を除いてすべて名前が違うことから類推すれば、誓約者は17~18人と考えられる。これらの誓約書は弟のアン氏が兄の誓約書を保管していて寄贈した。

 日帝強制動員歴史館は1939~1945年アジア・太平洋戦争当時の戦犯国である日本帝国主義の非人道的な強制動員の実態を調査し記録した資料を公開した最初の空間だ。首相室所属の「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者等支援委員会」が解放70周年をむかえた昨年12月に開館した。2010年に着工して5年ぶりの開館だった。

 522億ウォン(約47億円)を投じて釜山南区大淵洞の釜山文化会館近隣の7万5465平方メートルの敷地に地上7階建てで作った。こちらには日帝強制動員関連文書と名簿や写真など354点と展示パネル452点、映像物43編、日本軍性奴隷(慰安婦)行為場所や炭鉱を再現した12のジオラマがある。

 日帝強制動員歴史館は開館以来、被害者と遺族のための追悼記念施設、および日帝強制動員歴史教育空間と地域住民のための文化休息空間になっている。付近に国連記念公園があり、平和と人権の歴史を記憶し教育する役割を果たしている。

 キム・ウリム館長は「公認の国立博物館になることで、一層肩の荷が重くなった。国立博物館に相応しく歴史館事業コンテンツを開発し、中長期の発展計画を樹立し国民に愛され犠牲者を共に記憶し日本の蛮行を広く知らしめる歴史館にすべく努力する」と語った。

キム・グァンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月14日(木)12時1分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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