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“最下位指名”から這い上がった男 巨人・長谷川潤が挑む夢舞台

ベースボールキング 7月14日(木)10時0分配信

夢舞台の大役を掴んだ苦労人

 プロ野球も13日を持って、いわゆる前半戦の戦いが終了。いよいよ年に一度のお祭り「オールスターウィーク」を迎える。

 15日から始まる「マツダオールスターゲーム2016」に先駆けて、今日14日に開催されるのが「フレッシュオールスターゲーム」。球界の明日を担う若手たちによる一夜限りのドリームマッチが、岡山県・倉敷マスカットスタジアムにて行われる。

 13日には、若手選手たちの晴れ舞台となるこの一戦のスターティングラインナップが発表。オコエ瑠偉(楽天)や平沢大河(ロッテ)、さらにウエスタンの先発投手の大役を務める高橋純平(ソフトバンク)と、昨年のドラフトを盛り上げた“高卒ドラ1”たちに注目が集まる中、イースタンの先発を務めることになったのは、チーム最年長の25歳・長谷川潤であった。


 1991年6月25日生まれの25歳。同学年では筒香嘉智(DeNA)や菊池雄星(西武)、今宮健太(ソフトバンク)といった選手たちがすでにチームの主力として活躍している。

 成立学園高から金沢学院大を経て、BCリーグ・石川に入団。主戦投手として2年間活躍した後、昨年9月に巨人のテストを受験して合格。それからほどなくして行われたドラフト会議で育成の8巡目、全体116番目という“最下位指名”でNPBの門を叩いた。

“最下位指名”から197日で一軍デビュー

 念願のNPB入りこそ果たしたものの、与えられた背番号は「022」。三軍からのスタートだった。

 それでも右腕はキャンプ、オープン戦と結果を残していくと、すぐに二軍へと昇格。さらに開幕直前にチームを襲った“野球賭博問題”で投手の枠が空いたことも重なり、開幕直後の3月28日には支配下登録を勝ち取った。

 ファームではリリーフからのスタートも、先発に転向した4月は4試合すべてでクオリティースタート(※6回を投げて自責3以下)をクリアするなど、安定した投球を披露。すると、大型連休の連戦で先発枠が空いた一軍からお呼びがかかる。

 育成入団から1年目での初登板・初先発というのは、プロ野球史上初の快挙。秋のドラフト会議で最後に名前を呼ばれた男は、キャンプからわずか3カ月で三軍から一軍まで駆け上がった。

 結果的には4回と2/3を投げて4失点。初登板は黒星に終わったものの、長谷川の勇姿は独立リーガーやNPBの三軍、育成選手たちに大きな希望を与えた。

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最終更新:7月14日(木)10時0分

ベースボールキング

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