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ポルシェ、“8気筒エンジン専用”の新工場を開設 ~1日約200基を生産~

オートックワン 7月14日(木)16時4分配信

電気自動車の製造に必要な基盤も新設

ポルシェAGは、革新的な8気筒エンジンを生産するための工場を新たに竣工した。ドイツ・シュトゥットガルトのツッフェンハウゼンの中心に位置する工場は最先端の生産方式によって管理され、フル稼働時には400名の従業員が1日当たり約200基のV型8気筒エンジンを生産する。ポルシェはこの新しい生産施設に約8,000万ユーロの投資を行った。

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ポルシェの新しいエンジン工場は、フォルクスワーゲン(VW)グループ内の相乗効果にも寄与する。今後VWグループ全てのV型8気筒エンジンは、シュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンにて製造される予定だ。

製造とオートメーションの柔軟な連携

新しいエンジン工場の核となるのは、製造とオートメーションが調和して効率的に連結される柔軟な生産システムである。まずこのシステムは、新型「パナメーラ」に搭載される革新的なV型8気筒エンジンの、非常に精度の高い工程を含む組み立てに導入される。そのため、十分な訓練を受けて高い技能を持つ従業員が、多くの責任を担っている。

人間工学的な代表例となるアッセンブリーステーションは、各従業員が個別に調節することができる。従業員は、単調さを避けるために様々な種類の作業に携わり、組み立て工程全体について段階的に訓練を受けている。

ポルシェは従業員による設定が可能な産業用運搬車両を導入。リチウム-チタンバッテリーを積んだ電動運搬装置は、工場の2つのフロアをまたいで設置された1万6千個の磁石によるグリッドネットワークによって導かれ、動き回る。柔軟な対応力を持つことによって、今後の製品変更や新方式に対して、生産工程を容易に適応させることができる。

電子制御ツールも柔軟性に優れたシステムを採用することで、電子生産ネットワークを介してトルクやスピードのプリセットをいつでも変更することが可能だ。つまり電子制御ツールは、特定の使用場所に限定されることなく、新しい仕事場に取り付けるだけで、原則的に組立工程で広く使用できる。

さらに、人間工学的に最適化された工具によって、使いやすさが向上し、作業はいっそう容易になる。新しいエンジンの組み立ては3.5分ごとに始まり、95のワークピースキャリアが、全長432mのU形のラインに沿ってエンジンを運ぶ。110の作業サイクルのうち71サイクルが製造エリアにあり、8気筒エンジンが6.2時間で製造される。新しいV型8気筒エンジンの生産工程においてはデジタル化とデータ管理機能の活用がさらに増えている。

ポルシェAGのアグリゲートおよびコンポーネント部門の責任者であるクリスティアン・ウィル氏は、「エンジンが完成してテストされた後、各エンジンについて約2,300のデータユニットを回収することが可能です。製造開始からかなり早い時期に品質変動を検出して不具合の発生を防ぎます」と述べている。

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最終更新:7月14日(木)16時4分

オートックワン

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