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エアバス、ファンボロー航空ショーで279機受注 ボーイング上回る

Aviation Wire 7月15日(金)9時50分配信

 エアバスは現地時間7月14日、今回のファンボロー航空ショーでの総受注は279機、カタログ価格で350億米ドル(約3兆6932億円)相当になったと発表した。ボーイングの総受注182機を上回った。

 279機のうち、確定受注は197機で263億米ドル。覚書(MoU)によるコミットメントは82機で、87億米ドルとなった。

 A320などのナローボディー(単通路)機は、確定受注が187機、コミットメントが82機の計269機で、313億米ドルの受注を獲得。新型エンジンを搭載する発展型A320neoファミリー最大のA321neoは、エアアジア(AXM/AK)の100機をはじめとして3社から計140機を受注した。エアバスでは、航空会社が単通路機の中でも大きな機種を選定する傾向があると分析している。

 A350 XWBなどワイドボディー(双通路)機の確定受注は、A350-1000が8機とA330-300が2機の計10機、34億米ドルの受注。A350-1000はヴァージン アトランティック航空(VIR/VS)からの受注で、自社発注した8機に加えて、航空機リース会社のエアリース・コーポレーション(ALC)から4機を長期リースし、計12機を2019年前半から導入していく。

 会期中に減産が発表されたA380の受注はなかった。エアバスでは現在の月産3機を、2018年から月産1機に生産レートを落とす。

 エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は、今後の年間受注について「目標達成に自信を持っているが、今年は厳しい年になるだろう」と、英国のEU(欧州連合)離脱問題など、世界経済の混迷の影響を受ける可能性を示した。

 A380については、「航空需要は拡大しており、数年経てば航空会社は発注へ傾くだろう」と期待を寄せた。

 また、シートメーカーのゾディアックによるビジネスシートの不具合で、引き渡しが遅れているA350については「問題解決に向かっており、数カ月で遅延は解消するだろう」と述べた。

 エアバスの6月末までのキャンセルを差し引いた今年の純受注は183機。ファンボロー航空ショーでの確定受注197機を積み増して、7月14日時点での純受注は380機となった。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月15日(金)9時50分

Aviation Wire