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男のポールダンス、しびれる演技「ストリップ?」「小さいパンツで踊ってるんやろ」偏見はねのけ世界王者に

withnews 7月16日(土)7時0分配信

日本人男性ポールダンサーの先駆けが大阪に!

ポールダンスはエロでもなく、女性だけのものでもない!そう、男性ダンサーのパワフルな演技も魅力なのです。日本の男性ポールダンサーのパイオニア、大阪市の中和也さん(34)は、最愛の母に「見たくない」と言われても、めげずに練習を重ね、2012年の世界大会でダブルスで優勝。個人としてもこれまで6度世界大会に出場するなどの成績を残しています。

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ストリップと思っていたら度肝抜かれた

中さんがポールダンスに出会ったのは8年前。学生時代からの友人で、後にダブルスで世界チャンピオンとなる岡本雅世さん(33)に誘われて、クラブに行ったのが始まりでした。

「どうせくねくねしたダンスなんやろ、と冷やかしで見に行ったので、度肝抜かれました」。小柄な岡本さんが腕だけで体を支え、まるで無重力のような技の数々。「なんやこれ!おれもやってみたい」。

女性ができる技も「全然できない」

さっそく、岡本さんが運営するポールスタジオに行ってポールを触ってみるも、「全然できない。なんでや悔しい」。

それから週に1度のペースでスタジオに通い始めるようになりました。中学時代は吹奏楽部員でダンス経験ゼロ。でも、一つ一つの技ができるようになるのが楽しくてすぐに夢中になりました。

母親の「見たくない」にショック

一方で、「ポールダンス」自体も「ストリップショー」のイメージが根強くありました。ましてや、男性ポールダンサーというジャンルがあることすら知られていません。

「友達には『小さいパンツはいて踊ってるんやろ』と言われてましたね。でも一番ショックだったのは、母親に『見たくない』って言われたことですね」。お母さん子だった和也さんにとって、母親の晶子さんに自分の頑張っている姿を否定されることはとてもショックな出来事でした。

入院中の母親を残し、世界大会へ

実は、晶子さんはその頃、乳がん「末期」と診断されていました。しばらくは自宅療養をしていましたが、50代と若かったこともあり、がんは早く進行していきました。

初めての世界大会前日、入院中の晶子さんに、中さんは「行ってもいい?急変しやんといてな」と言い残し、会場のある東京に向かったそうです。

結果は、初出場でありながら堂々の2位。「初めての男性枠だったこともあり、有名選手も出場していなかった。ダンス経験がないだけに、ダンサーがあまり使わないビジュアル系バンドの曲で踊ったのもうけたのかもしれない」と振り返ります。

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最終更新:7月16日(土)7時0分

withnews