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島尻氏の大臣続投に疑問の声 内閣改造まで期間限定か

沖縄タイムス 7/15(金) 5:01配信

 参院選沖縄選挙区で落選した現職の島尻安伊子沖縄担当相が引き続き大臣職に就いている。任命権者の安倍晋三首相は、25日に議員任期が切れて以降も民間人として続投させる方針だ。来月3日に予定されている内閣改造までの期間限定との公算だが、こうした安倍内閣の対応に疑問の声が上がっている。
 参院選後初の閣議があった12日、安倍首相は島尻氏と同じく落選した岩城光英法相(福島選挙区)の二人にねぎらいの言葉を掛けたが、進退については触れなかった。菅義偉官房長官はその後の記者会見で「辞める理由はない。従来通り大臣職として取り組んでもらうことは全く変わってない」と続投方針を強調。島尻氏も記者会見で引き続き大臣職を担う考えを示した。
 以前にも同様のケースはあった。民主党政権時代の2010年7月の参院選で千葉景子法相が落選後も内閣改造までの約2カ月間続投した。当時、野党にいた安倍晋三首相は保守系議員の勉強会で、千葉法相の続投に「国民がノーを突きつけたのに閣僚として残るのは問題だ」と批判。参院に問責決議案を提出すべきだとしていた。
 県選出の野党国会議員の一人は「沖縄で沖縄担当相が不信任を突きつけられた結果は深刻だ。自ら辞めるべきだ」と指摘する。
 ある政府関係者は内閣改造までの期限付きとみる。「落選した大臣の続投は有権者に失礼だし、大臣ポストを待望する議員は多い。政権・党運営にも悪影響が出るのでは」との見方を示した。
 自民県連の中でも「大差で負けたからといってすぐに大臣職を取り上げるやり方はやりたくないのだろう。内閣改造の節目で交代する方が自然だ」(幹部)との見方が大勢を占める。県連会長職についても議員任期中はやむなしとの意見だ。幹部の一人は「任期満了が節目だ。ただ、周囲が首根っこをつかんで交代させるよりも、本人がけじめとして辞任を表明するのが好ましい」と話し、会長交代は既定路線との認識だ。(東京報道部・石川亮太、政経部・銘苅一哲)

最終更新:7/15(金) 5:01

沖縄タイムス