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エアバス、A330-300の貨物転用型 DHLが発注、17年納入

Aviation Wire 7月15日(金)21時2分配信

 エアバスはA330-300型機を貨物機へ転用する「A330-300P2F(Passenger-to-Freighter、貨物転用型)」を、DHLエクスプレスの発注によりローンチした。EFW(独)とSTエアロスペース(シンガポール)との共同事業で、ファンボロー航空ショーで発表した。

 DHLとの契約では、4機のA330-300を改修。最初の機体は7月にドレスデンにあるEFWの施設に入り、2017年末にDHLへ引き渡される予定。胴体左前方に貨物搭載用の幅141インチ(約3.6メートル)、高さ101インチ(約2.6メートル)のドアを新設し、床構造部材も貨物機としての長期運用に耐えられるよう、腐食しない新たなものに交換する。

 最大ペイロード(有償搭載量)は61トンで、パレットを26枚搭載可能。客室だったメインデッキには幅96インチ(約2.4メートル)のコンテナが2列入り、従来からの貨物室にはLD-3コンテナを2列搭載できる。最大離陸重量(MTOW)は212-233トンで、最大航続距離は3600海里(約6667キロ)となる。

 A330-300P2Fへの改修に参画する3社のうち、STエアロスペースが貨物型への改修技術、FAA(米国連邦航空局)やEASA(欧州航空安全局)からのSTC(追加型式設計承認)取得といった技術面を、EFWがマーケティングなどを担当する。

 3社では2012年に、A330-200を貨物機へ改修するA330-200P2Fをローンチ済み。最大ペイロード60トンで、最大航続距離は3900海里(約7223キロ)。また、A320やA321、A300やA310の貨物転用型も提供している。

 エアバスでは新造の中型貨物機として、A330-200(3クラス247席)の貨物型「A330-200F」も用意。最大ペイロードは65トン、最大航続距離は4000海里(約7400キロ)で、カタログ価格は2億3470万ドル(約246億4350万円)となっている。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月15日(金)21時2分

Aviation Wire