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ライバルの動向でわかったアーセナル入り・浅野の待遇

東スポWeb 7月15日(金)10時0分配信

 やっぱり都落ちか――。リオデジャネイロ五輪代表FW浅野拓磨(21=広島)が、イングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍する。本大会後にも名門クラブに合流する予定だが、早くも他国のクラブへの“転籍”が確実となった。その理由は五輪1次リーグB組で日本と初戦を戦うナイジェリアのエースFWアレックス・イウォビ(20=アーセナル)の存在にあるという。

 世界最高峰リーグに挑む浅野にイングランドの労働許可証が発給される見込みは薄い。過去2年間のA代表戦で75%以上の出場という厳格な基準が定められているためだ。アーセナルは有望な若手選手の場合に許可される特例で申請を行うが、まだ同国でプレーできるかはわからない状況だ。

 そんななか、浅野の“去就”に関わる情報が浮上してきた。英メディアによると、元ナイジェリア代表のスターMFオーガスティン・オコチャ氏(42)のおいっ子で同国五輪代表メンバーとして登録されていた、アーセナルのFWイウォビが本大会参加を辞退する方針だという。

 米国で合宿中のナイジェリア五輪代表サムソン・シアシア監督は英テレビ局「BBC」の取材に「アーセナルには彼を止める権利があることを意味する。イウォビがいないからといって問題はない。人々がイウォビのことを忘れて(五輪に出るナイジェリアを)応援してくれることを願っている」と話した。

 アーセナルは新シーズンに向けてストライカーの補強がうまく進んでいないため、イウォビを次期エース候補に指名。開幕に向けたプレシーズンでチームとの連係を強化させるべく、五輪参加を取りやめさせたと見られている。一方で浅野は同じポジションでありながら五輪に参加。この状況からも浅野がアーセナルの今季構想に入っていないのは明らかだろう。

 公認資格を持つ選手代理人も「アーセナルは初めからオランダあたりのクラブにレンタルに出すつもりだろうけど、キャンプ参加を求められていないのは即戦力と考えられていない証し。仮にリオ五輪で活躍したとしても労働許可証が出ないだろうし、今季はイングランドでプレーできない」と指摘する。

 本来ならアーセナルに合流後、アーセン・ベンゲル監督(66)に自慢の快速をアピールするはずだったが、その機会は与えられないようだ。浅野は現状を覆すようなパフォーマンスをリオ五輪で見せつけられるか。

最終更新:7月15日(金)10時13分

東スポWeb