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<小新井涼のアニメ考>聖地巡礼は「二次元への旅」

まんたんウェブ 7月15日(金)20時30分配信

 週に約100本(再放送含む)のアニメを視聴し、アニメを使った町おこしのアドバイザーなども務める“オタレント”の小新井涼さんが、アニメにまつわるさまざまな事柄についてつづります。今回は、「僕だけがいない街」にまつわる“聖地巡礼”に参加した小新井さんがその意義について考察します。

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 「みんな!二次元へ行きたいかーっ!」

 「うおおーっ!(行きたい!)」

 迷わずそう答えたとしても、悲しいかな、同時にそれがかなわぬ願いというのも私たちは知っています……。

 アニメの“聖地巡礼”をご存じでしょうか。作品の舞台となった場所、ゆかりのある土地を聖地とし、そこを巡礼するファン活動のことで、わたし自身もつい先日、アニメ「僕だけがいない街(僕街)」で実施してきました。

 なぜ急にこんな話をするのかといいますと、ここで冒頭のくだりに戻ります。たとえ実際に行くことはできなくても、聖地巡礼を通して、“まるで二次元の世界にいるかのような体験”は、できるのです! なお、今回の僕街の“聖地”ですが、あくまでもファン同士で推測した場所ということで、公式発表はされておりません。その点だけご了承いただければと思います。

 訪れたのは北海道苫小牧市。作者の三部けいさんの生まれ故郷で、物語にも苫小牧を思わせる施設やシーンが多数登場します。

 まずご紹介したいのは、苫小牧川の河川敷にあるあずま屋。アニメで登場した際は周りに雪が残っていましたが、背の低い囲いのついたあずま屋のつくりをはじめ、特徴的な石畳の配置や、そこから見た河川敷の風景などは季節が違っても一致する部分が多く、そこにいるだけで劇中のワンシーンが目の前で(本来の意味で)再上映されるようでした。

 続いては、大町一条通り商店会のアーケード。黄色い柱やれんが色の歩道などの配色、アーケードごしにのぞく建物上部の構造などはアニメに登場する姿とほぼ一致。クルマのフロントガラスごしに外をながめてみれば、ここで車中からターゲットを狙っていた真犯人の行動を追体験しているようで正直シビれます。

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最終更新:7月15日(金)22時2分

まんたんウェブ