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ASEM経済閣僚会合の来年韓国開催を提案=朴大統領

聯合ニュース 7月15日(金)11時31分配信

【ウランバートル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、モンゴルの首都ウランバートルで開幕したアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の第1セッションでアジア代表として発言し、自由貿易拡大に向けたASEM経済閣僚会合を来年、ソウルで開催することを提案した。

 韓国開催が決まると、2003年7月の中国・大連以降、約13年ぶりにASEM経済閣僚会合が開かれることになる。

 朴大統領は「ASEMとしても自由貿易をさらに強固にし、国家間の経済的格差を縮小させる方法を協議しなければならない時期」と強調。「各国は自由貿易の恩恵が各階層に均等に及ぶよう努力し、開放と競争の土台の上で創造と革新が経済をけん引する新しい動力になれるよう力を合わせなければならない」と述べた。

 朴大統領の発言は英国の欧州連合(EU)離脱決定後に広がっている保護貿易主義や新孤立主義に対応し、自由な貿易を通じた経済成長を図るよう呼びかけたものとみられる。とりわけ、韓国でASEM経済閣僚会合を開催し、自由貿易をけん引した考えを示したといえる。

 朴大統領は北朝鮮問題にも触れ、「北の核などが人類の平和と安定を威嚇しており、ブレキジット(英国のEU離脱)は欧州統合の将来の問題を超え、世界化や地域統合、多国間主義と自由貿易を基盤とする国際秩序が持続可能かどうかについて疑問を投げている」と表明。「こうした挑戦に立ち向かうためにはASEMの中枢的な役割とパートナーシップにより、先導的な役割を果たさなければならない」と力説した。

 その上で、「アジアと欧州をつなげるけん引車としてASEMの役割がさらに強化されるべきだ」として、「経済協力と連携性を高めるため、ASEMの運営方法も見直さなければならない」と提案した。続けて、「相対的に不十分だったとの評価を受けた政治と安全保障分野の議論を活性化させることも検討しなければならない」と述べた。

 一方、朴大統領はこの日、ラオスとベトナム、EUとそれぞれ個別に会談し、双方の協力策や北朝鮮核問題での協調について意見を交わす。

 現時点で中国の李克強首相、日本の安倍晋三首相との会談は予定していないが、会場の内外で顔を合わせれば短く言葉を交わす可能性もありそうだ。その際、朴大統領が李首相に対し、中国が反対してきた米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備決定やオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海での中国の管轄権主張を国際法上の根拠がないと判断したことに関しどのように対応するか注目される。

最終更新:7月15日(金)14時0分

聯合ニュース