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「斎藤ポルシェおねだり騒動」早実・清宮が払拭 OBが歓迎する怪物の変化

東スポWeb 7月15日(金)16時31分配信

 第98回全国高校野球選手権西東京大会は14日、ダイワハウススタジアム八王子で都立秋留台―早実戦が行われ、24―0の5回コールドで早実が勝利。早実の怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(2年)は4打数3安打1本塁打3打点の活躍で、チームの大勝に貢献した。勢いに乗る早実ナインだが、舞台裏では「“あの報道”を塗り替えてくれるのでは」との切実な声が上がっている。

 まさに完勝だった。早実は初回、エラー絡みで無死一、三塁。そこから清宮の中越え二塁打でまず先制した。この日も怪物のバットが火付け役となり、早実打線は初回から打者一巡の猛攻。再び回ってきた第2打席では「甘い球が来たので。一発でとらえられてよかった」と高校通算52号となる推定140メートルのソロ本塁打を右中間スタンド最深部に叩き込み、この回5安打10得点の怒とうの攻撃を締めくくった。

 その後も攻撃の手を緩めることなく、2回に2点、3回にも打者一巡の12点と大量得点。1年生で4番を務める野村大樹も、3回に高校通算6号となる2ランを左翼席へ突き刺し「KN砲」の破壊力を見せつけた。

 終わってみれば17安打24得点の大勝利。長年早実の試合を観戦しているOBは「2010年の甲子園の中京大中京戦で21―6というのはあったが、こんな試合は初めて」と大勝を喜んだ。

 あとは単打が出ればサイクルヒットという活躍だった清宮は「あんまり気づいてなかったけど、みんなが『サイクルあるよ』って言ってて。気にすることなくいつも通りに打席に入りました。この2試合大勝で勝ってるけど、自分たちは手を抜いたり油断したらすぐ負けてしまう。常に全力でやるだけです」と勝ってかぶとの緒を締めた。

「子供たちのヒーローになっているが?」との質問にも「ヒーローみたいな感じかはわからないけど『こういう選手になりたい、清宮みたいになりたい』と思ってもらえるような人物だったり、プレースタイルだったり。そういうのを目指していきたい」とかつてのビッグマウスは鳴りを潜め、殊勝なコメントに終始した。

 この怪物の“変化”を歓迎するのが早実OBの面々だ。早実といえば14日発売の週刊文春で、日本ハム・斎藤佑樹投手(28)の「ポルシェおねだり騒動」が報じられたばかり。当然この日も早実の一塁側スタンドはその話題で持ちきりだった。

 早実OBで斎藤にポルシェを提供したと報じられたベースボール・マガジン社の池田哲雄社長については「池田社長は早実の校友会の会長で、斎藤が有名になる前から交流があった。斎藤は池田さんの結婚式にも出席しているし、いわゆる『タニマチ』というか、先輩が後輩にメシをおごる延長で、問題になるようなことではない」というのが大方の見方だったが、プロで結果が出ていない斎藤の現状や「おねだり報道」は、やはりイメージ的に良くは思われない。まさに夏の大会開催中の今「早実=カッコ悪い」という図式がついてしまうことは、昨年、スタンドからも大きなパワーを受けて甲子園に出場した早実としては、避けたいところだろう。

 そんな「佑ちゃんポルシェおねだりショック」を吹き飛ばすようなこの日の大勝と「去華就実」(華を追わず実を追う)という早実の校是を体現するかのような清宮の殊勝な「ヒーローコメント」には、早実OBも「謙虚になるのはいいこと。清宮はこのままの方向で育ってもらえれば」と大喜びだった。

 この日、早実の和泉監督は、かつての教え子のポルシェおねだりの件について「(報道は)見てないよ!」と本紙の直撃を一蹴したものの、終始上機嫌だった。斎藤がおとしめた早実のイメージ回復は、怪物の活躍にかかっている。

最終更新:7月15日(金)17時16分

東スポWeb

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