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『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』ついに“Great Masters' GP”開幕! 東京地区予選を徹底リポート

ファミ通.com 7月15日(金)17時2分配信

文・取材:ライター 齋藤モゲ、撮影:カメラマン 平原克彦

●『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』公式大会、ついに開幕!
 2016年7月10日、東京都内某所にて、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』(以下、『DQM-J3』)の公式大会、“Great Masters’ GP”の東京地区予選が行われた。同大会では、シリーズ作の大会では初となる年齢別カテゴリー制を採用。小学生以下が参加できる“小学生の部”の選手32名と、それ以上が参加できる“一般の部”の選手96名が、それぞれ自慢のパーティでしのぎを削ることになった。同大会の小学生の部優勝者と一般の部の優勝者&準優勝者は、2016年9月18日の東京ゲームショウ2016で開催予定となる“チャンピオン大会”への参加権が与えられる。すなわち、全国イチのモンスターマスターになるためには通過しなければならない道となるだけに、参加選手たちは静かなる闘志を燃やしていた。
 今後、2016年7月16日開催の大阪地区予選と、2016年7月18日開催の名古屋地区予選、さらに2016年7月25日から行われる“Wi-Fiランキングバトル”での“メンバーズ予選”が開催される(エントリー期間はすでに終了)。これらを勝ち上がった猛者たちが、東京地区予選の勝者とともに“チャンピオン大会”に出場することになるというわけだ。なお、“Great Masters’ GP”地区予選のルールはコチラの通り。

 本作のプロデューサーであるスクウェア・エニックスの犬塚太一氏による挨拶の後、まず最初に開催されたのは、一般の部の予選。予選は、参加選手が12ブロック(1ブロック8名)に分けられ、まず3人のライバルと戦うことに。3戦終了時点で全勝のふたりが残れば、そのふたりによるブロック決勝を実施される。上位の勝率が並んだ場合のみ4戦目を行い、勝率の高いふたりがブロック決勝へと進むという仕組みだ。そして、各ブロックの勝者1名が決勝トーナメントに進出することになる。

 “一般の部”は中学生以上がエントリー対象となるだけに、出場選手の年齢層もかなりワイド。「ヘタをすればギリギリ親子では?」と思えるくらいの年齢差による対戦が生まれたりしていたのは印象的だった。また、女性選手の姿もチラホラと見ることができたのも、特筆すべき点だろう。残念ながら、女性選手が決勝トーナメントに残ることはできなかったが、プレイヤーの裾野の広さを感じることができた。
 続いて行われた“小学生の部”の予選は、全4ブロック。ブロック優勝をすれば決勝トーナメントの準決勝出場が決定するため、予選にもチカラが入るというもの。最終的に決勝トーナメントへの出場が決まった4人は、小学校6年生から小学校2年生までという、これもまた幅広い年齢層に。さらに、いずれの選手も大人顔負けの戦略を構築しており、「カテゴリーが分かれていなくても、十分な活躍を見せていたのでは?」と思わせる、立派な戦いぶりだった。

●今回の大会で目立った戦術は?
 参加選手たちは独自の戦術に基づき、さまざまなモンスターをパーティに加えていたが、カテゴリーを問わずパーティに入れていた選手が多かったのが、海のまもりガメを筆頭にしたいわゆる“カメ”勢だ。なかでもよく見られたのは、海のまもりガメに“せいれいのうた”などを使う回復役を担当させる戦略や、その守備力の高さを攻撃力に転化できる“アイアンゲイザー”を使わせる戦略だ。前者の戦術は、ラウンドの最後にまとめてパーティの回復行うため、“みがわり”などの特技とも相性がよく、安定感のあるバトルを展開できているケースが多かった。また、後者の戦術は通常攻撃ではほとんどダメージを与えられないパーティが多いなかでもしっかりとダメージを与えられるため、メインの攻撃手段として活躍していた場合も多かった。

 また特徴的だったのは、小学生の部では、海のまもりガメと同じくらい拷問王イッタブルが人気だったこと。とくに超Gサイズの拷問王イッタブルが放つ“アンカーナックル”は、すさまじいダメージを叩き出していた。
 なお、モンスターのサイズは、Sサイズ4体と超Gサイズ1体が本大会ではメインストリームになっていた様子。それぞれをメインとスタンバイに分けているケースも多く見受けられた。

●注目の勝者と彼らの戦略とは!?
 大会は、熱い戦いが頻発したためか、やや時間をオーバーしながらも順調に進行し、ついに予選ブロックが終了。続けて、決勝トーナメントに出場した一般の部の12名と、小学生の部の4名によるバトルが開始された。決勝トーナメントでは作戦が自由に選択可能となるため、事前に温めていた作戦を炸裂させる選手も多数! いずれも見応えのある試合となった。そして、一般の部の決勝戦で、ライドインパクトを華麗に見せつつリキメ選手を下して優勝したのは、ぱちょん選手。また、小学生の部では、なんと小学2年生のかなかな選手が勝利を飾った。かなかな選手は、かつて『DQM』シリーズの大会で優勝した経験のあるお兄さんを持つ、言わば『DQM』界のサラブレッド。それだけに、低年齢ながらも優勝したことは納得。次ページでは、全国大会の出場権を手にした3選手のコメントを掲載しよう。

●“小学生の部”優勝 かなかな選手インタビュー
――いまの気持ちは?

かなかな選手 うれしかったです。

――自信はありましたか?

かなかな選手 (無言でうなずく)

――ふだんは誰と『DQM-J3』で遊んでいますか?

かなかな選手 家族。

――では、家族で戦いながら、今日のパーティを決めたんですね?

かなかな選手 (無言でうなずく)

――パーティが超Gサイズのモンスター2体(海のまもりガメ&拷問王イッタブル)という思い切った編成でしたが、その理由は?

かなかな選手 (無言で首をかしげる)

――決勝はジャッジポイントを争うバトルになっていましたが、最後に“ハッスルダンス”で体力を回復して、一気に優勢になりました。これは作戦だったのですか?

かなかな選手 ピンチだったから“いのちだいじに”に作戦を変えたら、ハッスルダンスが出てHPを回復しました。回復できるのが、それしかなかったから。

――なるほど。やっぱり作戦勝ちなのかな? では、出場が決まった全国大会に向けて、ひと言をお願いします!

かなかな選手 (無言でちょっと困った様子)

――優勝できそうですか?

かなかな選手 はい。

――さすがですね(笑)。ありがとうございました!

●“一般の部”準優勝 リキメ選手インタビュー
――準優勝おめでとうございます。いまの感想は?

リキメ選手 決勝まではかなり順調に勝ててきたので、「これはイケるな!」って思っていたんですけれど……決勝では手も足も出なくて、ちょっと残念でした。ただ、チャンピオン大会ではリベンジしたいと思います。

――今回のパーティは、メインが海のまもりガメ、凶ヴォルカドラゴン、豪魔将ブレンダ、バラモスゾンビ。スタンバイがキラーマジンガでしたが、このコンセプトは?

リキメ選手 “スキップパーティ”というコンセプトです。スキップを発動させて、相手パーティにいる行動回数が多いモンスターをなるべく動かさない、という戦略のパーティになっていました。

――決勝まではそれがハマって?

リキメ選手 そうです。

――このパーティに行き着くまでに、どのような経緯が?

リキメ選手 まず、すれちがい通信をします。そして、「このパーティは強いぞ」と思ったパーティをそっくりマネするんです。ただ、実際に作ると弱点などもわかってくるので、そこからWi-Fi対戦などをくり返して少しずつ改良して……いまのパーティにたどり着きました。

――なるほど! ちなみに今回のパーティのポイントとなるモンスターは?

リキメ選手 ひとつは、海のまもりガメです。とにかく倒されにくいので、このモンスターに回復や妨害を任せる、ということを意識しました。逆に、豪魔将ブレンダはあえてやられやすくしています。そのかわり、やられた状態変化などを相手に跳ね返せるように工夫しました。もうひとつは、スタンバイのキラーマジンガですね。これは言わば“捨てキャラ”で、最初に“マダンテ”か“ステルスアタック”を撃ってポイントを稼ぐことを狙っています。これはべつに倒されてもよくて、その後にメインのパーティで守り抜くという戦術にしていました。

――準決勝では、“物理よそく”をしてきたパーティにマダンテが決まるなどしていましたね(笑)。これだけ手堅いパーティでも、決勝では歯が立たずでしたか。

リキメ選手 基本的には状態変化が無効になるようにしていたんですが、相手の“ぶきみなひかり”が決まってしまったせいで、状態変化が効くようになってしまったのが敗因でした。つぎは、そういう攻撃にも対抗できるように、対策をしたいと思います。

――課題をクリアーした状態でチャンピオン大会に臨めそうですか?

リキメ選手 そうですね。「こうすればいいんじゃないか?」というプランはあるので、それをやってみたいと思っています。

――では、チャンピオン大会に向けて最後にひと言をお願いします!

リキメ選手 絶対優勝します!

――おお! がんばってください!!

●“一般の部”優勝 ぱちょん選手インタビュー
――優勝おめでとうございます! いまの感想は?

ぱちょん選手 自信はそこそこあったんですけれど、本当に優勝できてよかったです。

――ぱちょん選手のパーティは、メインが海のまもりガメ、キラーマシンライト、大魔王デスタムーア、妖魔ジュリアンテの4体。スタンバイが凶キングリザード、ゴールドエンゼル、タホドラキー、バラモスゾンビの4体でした。ズバリ、このパーティのコンセプトは?

ぱちょん選手 メインのパーティは、予選のAIルールでのバトルを考慮したものです。妖魔ジュリアンテに“遊び人のマイム”と“テンションシフト”のコンボを使わせて、味方の強化と相手の弱体化を狙う形です。キラーマシンライトは反射系の特技に特化しています。大魔王デスタムーアは“つねにマホカンタ”や“ステルスアタック”を活かして“みがわり”をさせたりしました。スタンバイのパーティが作戦フリー時のパーティになっていまして、素早いゴールドエンゼルと、盾役になる凶キングリザード、そしてタホドラキーやバラモスゾンビが状態変化を狙っていくという感じです。状態変化が決まってしまえば、ほとんど勝ちなので。

――なるほど。それが決勝でもハマって?

ぱちょん選手 決勝ではかなり状態変化が入りましたけど、それはたまたま運がよかったと思います(笑)。

――盤石を狙うパーティ編成とはいえ、運に左右される場面も?

ぱちょん選手 そうです。ありますね。

――ちなみに、このパーティにも欠点が……?

ぱちょん選手 あります。決勝で当たったスキップ狙いのパーティも、決して得意な相手ではないんです。対策はしていますが、どうしても運の要素が絡んでくるので。

――なるほど。運は絡むとはいえ、穴の少ないパーティにはなっているという感じですね?

ぱちょん選手 そうですね。できるだけ努力はしています。

――ちなみに、このパーティに至るまでには、どんな経緯が?

ぱちょん選手 メインのAI戦を意識したパーティは、Wi-Fi対戦でヒントになるようなパーティと対戦しまして。そこから作っていきました。作戦フリーを意識したスタンバイパーティは、比較的オーソドックスではあると思いますが、ボクなりに対応できる幅が広いパーティを作ったつもりではいます。

――ちなみに、お気に入りのモンスターは?

ぱちょん選手 凶キングリザードですね。“たいあたり”で自分のHPを減らすんですが、“ひん死で 会心”などで会心率が上がった状態で、“ステルスアタック”を撃つというコンボを狙えるようにしています。正直、役に立つかどうかで言えば微妙なんですけれど、ボクが編み出した、気に入っているコンボなんです(笑)。

――いや、強力だと思いますよ(笑)。
ぱちょん選手 このコンボを使いたいがために、凶キングリザードを入れているところもあります。Wi-Fi対戦で真似されたりしているのを見かけると、ちょっとうれしくなっちゃいますね(笑)。

――“おすそわけ”の使いかたも絶妙でした。

ぱちょん選手 “幻魔の獄”への対策に“おすそわけ”&“物理よそく”をするために入れていたんですけれど、副産物として“おすそわけ”&“ひかりのはもん”で全員状態変化回復とか、テンションアップにも役立つので、便利な特性だな、と思って入れていました。持たせているのが“メタルボディ”のゴールドエンゼルなので、“メドローア”を受ける事故もそうそうないですし。

――新たな戦略がいっぱいで……今後、いろいろ流行しそうな気がします! では、最後にチャンピオン大会への意気込みをお願いします!

ぱちょん選手 せっかく出場するからには、優勝したいですね!

最終更新:7月15日(金)17時2分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。