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【函館記念】近走不振の巴賞組は軽視? 否!! 今年の覇者レッドレイヴンはレベルが違うぞ

東スポWeb 7月15日(金)21時49分配信

【函館記念(日曜=17日、函館芝2000メートル)新バージョンアップ作戦】GIII函館記念はサマー2000シリーズ第2戦(9・4新潟記念まで全5戦)にして、波乱の歴史に彩られたハンデ戦だ。今年も確たる主役不在の中、「新VU作戦」はレッドレイヴンに◎。近年は前哨戦としての価値が薄れつつある巴賞だが、今年の勝ち馬はひと味違う――。

 重賞ともなれば、必ずといっていいほど存在するのが前哨戦と呼ばれるレース。たとえ“○○トライアル”と銘打たれていなくとも、おのおのの重賞に向けて理想的なステップとして機能しているレースは枚挙にいとまがない。

 函館記念にとってそれに当たるのが巴賞。異なる条件(コース、距離)で設定されていることが珍しくない前哨戦→本番の関係性にあって、両レースの違いはわずか1ハロンの距離のみ。“近似値”というべき前哨戦なら、その結果は重宝されてしかるべきだが…。ネックになっているのは近年の巴賞組の不振。札幌開催の2009年を最後に勝ち星から遠ざかっているとなれば今年も巴賞組は軽視でOK? 当欄の見解はズバリ、否。今年は勝ち馬レッドレイヴンが本番でも快走の確信を持っている。

 別表に示したのは10年以降の巴賞のラスト2ハロンラップ。小回り平坦のイメージとは裏腹に、ラスト2ハロン目→1ハロンで必ずラップを落としているのが目を引く。10年から昨年までの落差は0秒3?1秒0。その間の勝ち馬6頭のうち5頭が4角5番手以内。ラストで多少ラップを落としてもそのまま押し切れるようなレベルでは、メンバーの質が上がる本番に直結しないのも無理はない。

 翻って今年の落差はわずかに0秒1。それもラスト4ハロンは12秒0→12秒0→11秒9→12秒0と一貫したラップを刻んだままでのフィニッシュ。4角3番手の位置取りは一見、例年通りの押し切り劇に映るが、ほとんど落差のないラスト4ハロンで3角7番手→4角3番手と早めに動いての最速上がりマークなら文句なし。1馬身3/4差は能力がストレートに反映された結果とみていい。昨年までとは雲泥の差のレースレベルで快勝なら、本番での期待値もグンとアップするのは当然だ。

 今年のGII2戦(中山記念、大阪杯)は0秒4差、0秒7差の完敗も、相手はドゥラメンテを筆頭に一線級がズラリ。中山記念で同タイムのフルーキー(4着)が新潟大賞典→エプソムCと連続2着なら、ローカルのハンデ重賞でヒケを取ることはあるまい。以前は毎年のように函館記念の勝ち馬を輩出してきた巴賞。7年という長い月日を経て、再びメーンストリームへ舞い戻る時がきた。

最終更新:7月15日(金)21時49分

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