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「熊魂はずっとこの胸に」あゆみくりかまき、ツアーを終えて熊から人間へ

音楽ナタリー 7月15日(金)16時27分配信

あゆみくりかまきの全国ツアー「ボクらの熊魂2016~ここで一句!『東名阪 仙台広島 まわるんやぁ』~」の最終公演が、7月8日に東京・赤坂BLITZで開催された。

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1stアルバム「あゆみくりかまきがやって来る!クマァ!クマァ!クマァ!」を携え、仙台、名古屋、大阪、広島、東京の5都市で展開された今回のツアー。結成2周年を迎えたツアー直前の5月12日には、LINE LIVEの特別番組「あゆみくりかまき重大生放送」を通じて「赤坂BLITZでのツアーファイナルを最後に“人間”の姿になる」と宣言されており、この日は“熊”として最後のステージとなった。

開演時刻になり、客電が落ちると共にTHE HIGH-LOWS「日曜日よりの使者」が場内に大音量で流れると、最後の熊姿を見届けるべく集まったまたぎ(あゆみくりかまきファンの総称)たちから大きな歓声が上がる。オープニングテーマ「またぎイントゥサウンド」に乗せ、まずはDJくりかが巨大な旗を掲げて登場。DJブースへと移動したくりかは、1stアルバムの冒頭を飾るナンバー「スターライトジャンボリー」でライブをスタートさせた。歌うたいのあゆみ、盛り上げ役のまきはステージを所狭しと駆け回りながら観客を煽り、3人は次々とアッパーな楽曲を畳みかけていく。さらに「クマトナデシコ」や「アナログマガール」といったインディーズ時代のポップな楽曲も織り交ぜ、メジャーデビューシングル「鮭鮭鮭」ではまきが「新巻鮭」と書かれたのぼりをはためかせたり、巨大な祭うちわで紙吹雪を舞わせるにぎやかな演出も見られた。

ライブ中盤にはツアータイトルにちなみ、メンバーそれぞれこの最終公演にかける意気込みを俳句で発表。3人は毛筆で力強く書き上げた俳句を1人ひとり発表し、五七五に込めたメッセージを明かす。また複数用意されたカバー曲のレパートリーから、歌う曲をクジで選ぶ企画では、aikoの「花火」が取り上げられた。

冒頭のMCでは「1曲1曲噛み締めて、最後まで熊らしいパフォーマンスを届けます」と宣言した彼女たちだったが、ライブも終盤に近付いてくると、まきは「もうすぐ熊じゃなくなるんですね……私たち」と名残惜しそうな表情を見せる。しかし「これからは人間の姿で、人間界でがんばっていくことになっています。でも、あゆみくりかまきは今までと変わらず、熱い魂を持って歌声を届けていきたいと思います。だからまたぎの皆さん、これからもあゆみくりかまきのそばにおってください」と呼びかけ、最後は「春色ディスカバリー」「自分革命」「KILLLA TUNE」「WAR CRY」と6曲を立て続けに熱唱。熊としての活動に終止符を打った。

アンコールではステージ後方のスクリーンに彼女たちの故郷、“関西の森”が映し出され、雷鳴と共に突然ステージ前を白い幕が覆う。場内には“熊仙人”の声が流れ、彼女たちの目標である「2017年度中に日本武道館ワンマン開催」が達成されたあかつきには、再び熊の姿に戻ることが伝えられた。続いて白幕には3人のこれまでの写真が鼓動の音に合わせて次々と映し出される。鼓動は徐々に早くなり、白幕が一気に落とされると、そこには人間の姿となったあゆみ、くりか、まきの姿が。3人はそのまま新曲「弾進GOOD!!!」を初披露した。ハードなダンスチューンに乗せて髪を振り乱しながらパフォーマンスした彼女たちは続けてもう1曲、やはり新曲「旅立ちの唄」を歌う。スクリーンには、人間と化したあゆみくりかまきの心境をそのまま表現したかのような歌詞が映し出された。

くりかは人間の姿になった不安を吐露しながらも「でもまたぎのみんなは『人間の姿になっても応援するよ』とか『あなたたちの中身が、気持ちが大好きなんだよ』と言ってくれて……ホンマありがとうって思いました。これからも1人ひとりの心に届くようにがんばるので、ずーっとそばにいてください!」と力強く宣言。あゆみは「今日もこんなにまたぎのみんなが集まってくれたけど、誰ひとり代わりなんていないんだって思いました。人間のアイドルさんはたくさんいるから、私たちのことなんて忘れられちゃうんじゃないかって不安だったけど、がんばれば代わりのいないグループになれるんじゃないかって、このツアーを回って思うことができました。みんなが『俺たち、あゆみくりかまきのまたぎやぞ』って自慢できるようになりたいです」と決意を語り、“自称リーダー”から正式にリーダーとなったまきは「肉球ポーズとか肉球ダンスあるじゃないですか。私たち人間になったので、これからはみんなと同じように掌を高く高く掲げていきたいなと思ってます! でも、あゆみくりかまきの熊魂はずっとこの胸にあります。永遠にあります。なくならないです。絶対に武道館に立って、たくさんのまたぎを集めていっぱいにして、また武道館で一緒に肉球ポーズをしたいと思います」と涙ながらに誓った。挨拶を終えた3人は、最後に「素敵な世界」と「ナキムシヒーロー」を熱唱。熊として最後の、人間として初めてのステージを終えた。

あゆみくりかまきは本日7月15日、愛知・RAD HALLで開催される「DJダイノジpresents 楽勝博覧会 名古屋」に出演。人間として初めてイベントに参加する。このあとは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」「SUMMER SONIC 2016」「イナズマロック フェス 2016」といった音楽フェスへの出演も決定しているので、またぎは今後の活躍も楽しみにしておこう。

あゆみくりかまき「ボクらの熊魂2016~ここで一句!『東名阪 仙台広島 まわるんやぁ』~」最終公演2016年7月8日(金)赤坂BLITZ セットリスト
01. スターライトジャンボリー02. 心友フォーエヴァー03. ジェットクマスター04. クマトナデシコ05. 蜜蜜蜜06. アナログマガール07. 鮭鮭鮭08. 花火(オリジナル:aiko)09. What's my name?10. アイノウタ11. 春色ディスカバリー12. キミノモトヘ13. 自分革命14. 森森森15. KILLLA TUNE16. WAR CRY<アンコール>17. 弾進GOOD!!!18. 旅立ちの唄19. 素敵な世界20. ナキムシヒーロー

DJダイノジpresents 楽勝博覧会 名古屋
2016年7月15日(金)愛知県 RAD HALL<出演者>DJダイノジ / あゆみくりかまき / DJやついいちろう / Wienners / 打首獄門同好会

最終更新:7月15日(金)16時27分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。