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Suck a Stew Dry、自分たちらしい「N/A」ツアー終幕

音楽ナタリー 7月15日(金)18時1分配信

Suck a Stew Dryがワンマンツアー「N/A ~Ninja Action Tour~」の最終公演を7月8日に東京・TSUTAYA O-EASTにて開催した。

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バンドは最初に絶妙なコーラスを響かせると、最新アルバム「N/A」の収録曲「インナーワールド」へなだれ込み、オーディエンスをヒートアップさせていった。2曲を終えると篠山コウセイ(Vo, G)がたどたどしくツアータイトルをコールして、観客の笑いを誘う。そして「僕たちがSuck a Stew Dryです」と改めて自己紹介したのち、バンドはライブを再開させた。篠山がハンドマイクで激しく歌い上げた「レフストアンブルフィ」、フセタツアキ(G, Cho)による巧みなライトハンドが炸裂した「F.O.M.H.」、プリズムライトが場内を照らした「冷たいリグレ」など、「N/A」収録曲を中心に楽曲をプレイしていく。

中盤には篠山の弾き語りコーナーも。彼はステージに1人残ると、アコースティックギターを手に「N/C」「本当の話」の2曲を静かに届ける。曲間には「よくライブで『盛り上がってるかー?』って言ったら盛り上がるけど、逆のことを言った場合はどうなるか気になる」と言い観客へ「O-EAST、かかってくるなよー」「盛り下がってますかー?」とテンション低めに問いかける場面も。また「せっかくメンバーがいないので……」と、意地悪そうに笑うとほかのメンバーのマイクの高さを勝手に変更したり、マイクスタンドにセッティングされているピックを外したりと、イタズラをしてみせた。

弾き語りコーナーを終え、ハジオキクチ(G, Cho)、フセ、イタバシヒロチカ(Dr)、スダユウキ(B)の4人が戻ってくるとメンバーは篠山のイタズラに困り顔。そして仕返しとばかりにスダが篠山のピックをマイクスタンドから外し、フロアへ投げ入れてしまう。懲りた篠山は「もうイタズラしません!」と宣言して、ほかのメンバーはしたり顔を見せた。

「一人じゃ生きれないわけでもない」の演奏前には篠山が「中学生のとき、いろんな音楽を聴いてたけど『自分のことを表してくれる音楽がないな』と思って曲を作り始めた」と自身の原体験を振り返る。また「失恋、失恋。」の演奏前にはスダが“コイバナ”として学生時代の鯉と恋についてのエピソードを話して和やかな空気を作り上げた。和風のイントロが印象的な「GOEMON」では、間奏でハジオとイタバシによるソロ対決が勃発。最後に篠山が改めてファンへ感謝の気持ちを伝え、バンドは壮大な「空に星が降る夜は」で本編を締めくくった。

アンコールでは篠山が「今回のツアーはSuck a Stew Dryというバンドがどういうバンドかを改めて自己紹介できるツアーにしようと思った」と言い、「N/A」も自分たちとズレがない作品になったと語る。そして中でも最もSuck a Stew Dryらしい曲としてバンドは「トロイメライ」をプレイ。きらめくサウンドと伸びやかなボーカルが場内を満たす。そしてバンドは最後にメランコリックな「Normalism」を届けて、ツアーを締めくくった。

Suck a Stew Dry「N/A ~Ninja Action Tour~」2016年7月8日 TSUTAYA O-EAST セットリスト
01. インナーワールド02. ヒーローになれずに03. 遺失物取扱所04. 世界に一人ぼっち05. 二時二分06. レフストアンブルフィ07. F.O.M.H.08. 冷たいリグレ09. N/C10. 本当の話11. 人間遊び12. 傘13. こころは愛を探している14. 一人じゃ生きれないわけでもない15. 失恋、失恋。16. GOEMON17. 空に星が降る夜は<アンコール>18. トロイメライ19. Normalism

最終更新:7月15日(金)18時1分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。