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厚切りジェイソン、空気を読む日本人の風潮に“Why Japanese people!?”

オリコン 7月18日(月)8時40分配信

 日本人が当たり前に思っている日本の習慣や言葉に独自の目線でツッコミを入れる『Why Japanese people!?』ネタでブレイクした厚切りジェイソン。IT企業の役員と芸人という“二足のわらじ”で話題を集めているが、最近ではその豊富な知識を活かし、文化人枠での活動も増えている。ORICON STYLEでは、今ノリにノッている彼にインタビューを実施。しかし、本人は“二足のわらじ”や“副業”といった感覚はなく、あくまでも「面白そうだと思ったことをやっているだけ」。これをやったらどうなるかと考えるのではなく、面白そうだと思ったものはどんどんやってみることが大切、と話す。

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■文化人としての需要は「純粋に嬉しい」

──最近は芸人というよりも、コメンテーターなどの活動が目立っていますね。今のご自身の状況について、どう思っていますか?
【厚切りジェイソン】 ここ1年ほど、徐々にそういう立ち位置になってきていますが、純粋に嬉しいですね。自分の持っている知識とか経験を活かして、世の中に影響を与えられる人間になりたいと思っていたので。僕に求められているのは、「日本では一般的にこういうふうに考えられてるけど、こういった考え方もありますよ」と、意見することができる立ち位置だと思います。

──お笑いと違って、文化人的な活動の面白さはどこにありますか?
【厚切りジェイソン】 新しいことができることですね。普段の生活だったらできないことを経験できたり、なかなか出会えない人と出会えたりするんです。先日も福岡の金太夫さんという筆師の方と出会って、意気投合しまして、メールしたり、東京に来た時には一緒に食事をしたりしています。

──ジェイソンさんが気が合う日本人ってどういうタイプの方なのでしょうか?
【厚切りジェイソン】 僕は基本的に誰とでもフレンドリーでいるつもりですけど、本当に仲良くなれるのは「新しい考え方を持っている人」「自分で意見を言える人」ですね。日本ではなかなか少ないと思います。それは教育の問題だと思うんですよね。日本の教育は「周りと合わせましょう」ということを優先するので、個人の意見を言えなくなったり、自分で考えられなくなったりして、そのまま大人になってしまうんだと思います。

――いわゆる「空気を読むこと」ですよね。
【厚切りジェイソン】 僕は読むつもりはないです(笑)。

──日本特有の「周りと合わせる風潮」の良い面というのはあると思いますか?
【厚切りジェイソン】 社会秩序的に生きやすい環境になるのかもしれないですね。相手が何をやるか、何を考えているかがだいたい推測できますから。でも、僕はそういう風潮が良いか、悪いかと言いたいのではなく、僕のやり方とは違うということだけなんです。周りと合わせたほうが楽だと思う人はどうぞ、ということです。

■5分あればいろんなことができる 有効に使えるかは自分次第

──ちなみにIT企業の取締役と芸能の仕事、普通の人の2倍以上働いているジェイソンさんですが、プライベートはあるんですか?
【厚切りジェイソン】 ありますよ。昨日も娘を寝かしつけたあと、けっこう早く寝れたので、今朝は朝5時に起きてジョギングをしてきました。休みもほとんどの日本人と変わらないと思いますよ。ただ、効率は考えていますね。たとえば楽屋で待っている間や移動時間にメールを処理したり、漢字の勉強とか、記事を書いたりしてます。5分あればけっこういろんなことができるのに、電車の中でずっとゲームをしている人を見ると、もっと他のことすればいいのになって思います。

──仕事も何もかも忘れてリラックスする時はありますか?
【厚切りジェイソン】 仕事と言っても面白いからやっているわけなので、実はそんなにストレスは感じないんですよ。ストレスを感じたらやらなければいいだけで、そこも自分の選択次第だと思っています。

──芸人仲間と飲みに行ったりとかはしますか。
【厚切りジェイソン】 あんまり誘われないんですよ。遠くに住んでるし、ITのほうの仕事もあるから、たぶんそれを邪魔したくないと思ってくれているんだと思います。でも仕事関係の人と飲むのも、僕からすると『Why Japanese people!?』なんですよ。残業して会社の人と飲んで終電で帰って、また翌日朝早くから会社に行ってたら、家族と過ごせないじゃないですか。僕にとっての優先順位は、家族・自分・仕事・友達。日本は仕事第一な人が多いでしょ。でも優先順位を変えれば、きっともっといい人生が送れると思うんです。

──ではもし、ジェイソンさんが今以上に忙しくなって、家族と過ごす時間がなくなりそうだったらどうしますか?
【厚切りジェイソン】 仕事を辞めますね。だからそうならないように、効率よく時間を使ってるんです。

──昔ながらの「芸のためなら女房も泣かす」系の芸人じゃないってことですね。
【厚切りジェイソン】 なんですか、それは!? 僕は絶対に奥さんを泣かせません!

(文/児玉澄子)

最終更新:7月18日(月)8時40分

オリコン