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英国のメイ新首相、最初に取り組むべき未決事項は?

The Telegraph 7月15日(金)8時30分配信

【記者:Michael Wilkinson】
 英国の新首相に、テリーザ・メイ(Theresa May)氏が就任した。メイ新首相がまず取り組まなければならない未決事項にはどのようなものがあるだろうか?

<EU離脱問題>
 メイ氏は党首選への出馬表明に当たり、「離脱は離脱だ。われわれはこれを成功に導いていく」と述べていた。

 これから断固たる姿勢で有言実行していかなければならない。ただしメイ氏はEU離脱に向けた公式な手続きであるEU基本条約(リスボン条約、Lisbon Treaty)第50条の年内発動はないと明言している。

 一方EU側にとって、メイ新首相の誕生は英国のEU離脱が決まった先月23日の国民投票以降、最高の朗報となった。

 メイ氏は英内相として6年にわたり、EUの内務・法務省理事会に出席してきており、EU内でもよく知られている。テロ対策やフランス・カレー(Calais)の移民問題でも、フランスやベルギーの担当相らと緊密に連携を図ってきた。関係者らの話では、EU側はメイ氏の発言には裏がなく、状況説明を受けた際の理解も速いと認識しているという。またEUに派遣されている英外交官らからの評価も高い。

 メイ氏が投票前に残留派として活動していた点も、ある程度の共感と忍耐心を引き出すことになるとみられる。EU側には、英国の流儀がいかに間違っているかを実証すべく、離脱派の首相に厳しい交渉を突き付けようと待ち受ける節もあったからだ。

<核ミサイル「トライデント」更新>
 潜水艦発射型戦略核ミサイル「トライデント(Trident)」更新の承認を受けるための議会採決を、夏季休会に先立ち18日に実施することも、新政権の最初の大きな任務の一つとなる。

<総選挙の早期実施>
 メイ氏は先に、総選挙の前倒しは行わない意向を示していたが、現在あらゆる政党から早期実施を求める声が上がっている。メイ氏は有権者はおろか、保守党員からの委任さえ受けていないというのがその理由だ。

 総選挙の前倒しを要求している一人、自民民主党のティム・ファロン(Tim Farron)党首も、メイ氏の首相就任は「誰からの負託も受けていない」と訴えている。【翻訳編集】AFPBB News

最終更新:7月15日(金)8時54分

The Telegraph