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海洋温度差発電で連携 佐賀・伊万里市、沖縄・久米島町と佐賀大学

佐賀新聞 7月15日(金)10時41分配信

産業振興や地域活性化目指す

 佐賀県伊万里市と沖縄県久米島町、佐賀大学は14日、海洋温度差発電(OTEC)に関する研究開発や人材育成、産業創出などについて連携協定を結んだ。研究に限定せず、経済や文化など多面的交流も推進し、両市町の産業振興や地域活性化を目指す。

 佐賀大は海洋エネルギー研究センター伊万里サテライト(佐賀県伊万里市山代町)で研究開発した技術を基に、沖縄県が久米島で行う実証実験プラントに協力し、現地に開設した久米島サテライトで海水淡水化や水素製造を研究している。

 協定はOTECを縁にした3者が連携することで、研究開発とその利活用、地域交流を推進する。具体的な事業内容は今後、3者による「連携会議」で検討を進める。

 塚部芳和市長と大田治雄町長、宮崎耕治学長が伊万里サテライトで協定書を交わした。塚部市長は事業例として、シンポジウムや市民講座の開催▽両市町の小中学校と研究施設をICT(情報通信技術)でつないだ交流授業▽企業への海洋エネルギー分野への参入機会の提供▽両市町の特産品のコラボ商品開発-などを挙げた。

 海洋深層水を活用した久米島の実証実験プラントの発電能力は現在50キロワットだが、商用化には1メガワット級の発電プラントが必要となる。実現には新たなプラント建設など莫大な財源が必要で、副センター長の池上康之教授は「地元と一体となった体制を確立し、研究開発資金の調達も進めていきたい」と期待を込めた。

最終更新:7月15日(金)10時41分

佐賀新聞

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