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阪神・原口選手、大躍進に熱い声援 出身の寄居、郷土のスターに期待

埼玉新聞 7月15日(金)10時30分配信

 プロ野球・阪神の原口文仁選手(24)の大躍進に埼玉県の寄居町が沸いている。同町出身の原口選手は今シーズン初めて一軍の試合に出場すると、持ち前の打力と強気なリードを武器に捕手として大活躍。郷土のスター誕生に町民の関心も高まるばかり。15、16日に行われるオールスターでの奮闘に町民は期待を寄せている。

 原口選手は寄居ビクトリーズ(現城南キングフィッシャーズ)、寄居リトルシニア(現深谷彩北リトルシニア)と、小中学生時代に町内の野球チームでプレーした。甲子園に出場した帝京高校(東京)時代は毎日自宅から通学。阪神に入団後もシーズンオフには毎年帰郷し、出身チームに姿を見せ子どもたちと共に体を動かすこともあるという。

 阪神に入団後6年間は二軍暮らしだったが、今年4月下旬に一軍デビューを果たすと、初ヒット、初ホームラン、初サヨナラ打と初物尽くし。一気にブレイクした原口選手の姿に、同町寄居の「マツザキスポーツ」店主の坂本頼章さん(64)は「とにかくうれしい」とわが子のことのように喜ぶ。

 小学校高学年で野球を始めた原口選手は同店によく足を運んだ。店頭には、プロ入団後に原口選手の最初の背番号だった「52」の阪神のユニフォームが飾られている。実際に原口選手が着ていたものを本人からプレゼントされたという。坂本さんは「ふみ(原口選手)はいつもニコニコしていて、年下の子への面倒見もよかった」と店内での様子を懐かしむ。

 中学時代の野球チームの監督である常木正浩さん(47)は「厳しい練習でも嫌な顔一つせず取り組んでいた。プロ7年目で花が開いたのも黙々と練習を続けてきたからだと思う」と、育成契約からはい上がった教え子の不断の努力に敬意を表した。

 寄居町役場には原口選手のオールスター出場を祝う懸垂幕が登場した。原口選手の父・秀一さん(62)は「この2カ月は夢のようだった。皆さんの熱い応援が頑張りに通じている。好きな野球が続けられてよかった。けがなくやってほしい」と願った。

最終更新:7月15日(金)10時30分

埼玉新聞