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プレミアム技術に過信?マツダは販売を立て直せるか

ニュースイッチ 7月15日(金)10時16分配信

アクセラ大幅改良、販売戦略が今後の試金石に

 小型車「アクセラ」を大幅改良し発売したマツダ。ディーゼルエンジン車のラインアップを拡充し排気量1500ccタイプを新たに設定。操作性を高める制御技術などを新たに採用した。小飼雅道社長は「開発を進めている次世代の技術を可能な限り前倒しして盛り込んだ」と述べ、大幅改良で販売てこ入れにつなげる考えを示した。

 快走を続けてきたマツダの国内販売が今年に入りブレーキがかかっている。1ー6月期の新車販売は前年同期比22%減。落ち込み幅だけをみると、燃費不正問題のあった三菱自動車やスズキ、その余波を受けている日産自動車よりも大きい。

 急落の原因は有力な新車投入がなかったこと。裏を返せば、「スカイアクティブ」と呼ぶ新世代自動車技術を搭載した”商品の良さ“が評価をベースに、新車効果に頼り過ぎていたともいえる。

 エンジンの過給小排気量化(ダウンサイジング)に向かった提携先の米フォードと袂を分かち、エンジンの効率改善因子を極め、エンジンそのものをゼロベースで作り直すというマツダの戦略は、スカイアクティブ技術で大成した。

 長期的な世界の流れを先読みし、時流に流されず理詰めで行動するぶれない骨太なクルマ作りに高い評価があるのも事実。一方で、「プレミアムブランド」へ舵(かじ)の切り方が性急すぎる懸念もあった。値引きをしない戦略も販売減の一因という声もあがっている。

 スカイアクティブはより技術難易度が高く、コストも高い領域での挑戦が続く。この結果、プレミアム化で正当化されたマツダ車の上位価格帯シフトが起こるのは仕方がない。

 しかし、高価格帯を正しく販売する流通サイドの改革が、まだ遅れている。今後数年間は、まさに足場固めの時期。高い評価に慣れ、どこかで自信過剰に陥っていなかったか。身の丈を超えた行動は、経営不振に陥った過去の過ちの繰り返すことにつながりかねない。

 アクセラの国内の月間販売目標は2500台。不振脱出の試金石になる。

最終更新:7月15日(金)10時16分

ニュースイッチ

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