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横浜創学館劇的一発 高校野球神奈川大会第4日

カナロコ by 神奈川新聞 7月15日(金)7時32分配信

 第98回全国高校野球選手権神奈川大会第4日は14日、サーティーフォー保土ケ谷球場など11会場で1、2回戦22試合を行った。

 横浜創学館は4-6の九回、佐藤未来人(2年)に逆転サヨナラの3点本塁打が飛び出し、7-6で横浜商大を下した。茅ケ崎西浜は九回に尾崎凱(3年)がサヨナラ打を放ち、4-3で厚木西に勝利した。

 相模原総合は伊藤龍星(3年)がサヨナラスクイズ(記録は内野安打)を決め、9-8で霧が丘に競り勝った。城郷は4番佐藤俊平(3年)の左犠飛で決勝点を挙げ、3-2で追浜にサヨナラ勝ちした。

 2回戦から登場した第1シードの慶応は、11-1で川崎商に五回コールド勝ち。初出場の横浜明朋と中大付横浜はいずれも初陣を飾れなかった。

 逗葉-秦野総合は3-3の延長十二回に降雨引き分けとなった。15日正午からサーティーフォー保土ケ谷球場で再試合を行う。

■横浜創学館7-6横浜商大 
 完壁に捉えた打球が、瞬く間にレフト芝生席に飛び込んでいった。九回1死二、三塁。横浜創学館の5番佐藤未来人(みくと)が放った逆転サヨナラ3ランが、1回戦屈指の好カードに決着をつけた。

 3-3の七回に創学館が1点を勝ち越せば、横浜商大も九回2死走者なしから4安打で逆転。もつれた試合を一振りで決めた背番号13は「いまだに興奮して体が震えている」と、試合後も顔を紅潮させた。

 身長168センチと小柄だが、1年生ながら昨秋からレギュラーに抜てきされた強打者だ。それでも今春はミスを連発し、練習に取り組む姿勢も十分でないとして、県大会はメンバー外。スタンドで応援したその大会で、チームは3回戦で大師に敗れ、10年連続のシード権も逃していた。

 「ユニホームを着れず、悔しかったんでしょう。あそこから頑張ってくれた」と森田誠一監督(51)が言う。重さ1・5キロのバットで黙々と練習を積んでパワーアップ。久々にスタメン起用された夏の初戦の土壇場で公式戦初の本塁打で期待に応え、「野球に取り組む姿勢が良くなくてダラダラしてしまった時期があったけど、春以降は一生懸命取り組んできた。何としても、結果を残したかった」と喜びを爆発させた。

 劇的な勝利に、「接戦になるとは思っていたが、あまりに衝撃的すぎるね」と指揮官。ことしの創学館には、右腕望月(阪神)という絶対的エースがいた昨夏とはひと味違うしぶとさがある。

最終更新:7月15日(金)7時54分

カナロコ by 神奈川新聞