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名作 伊勢原生まれ セル画など市に寄贈

カナロコ by 神奈川新聞 7月15日(金)17時57分配信

 伊勢原市在住の脚本家金子裕(ゆたか)さん(70)が14日、アニメの脚本やセル画などを市に寄贈した。アニメ「ルパン三世」「名探偵コナン」、ドラマ「太陽にほえろ!」など国民的人気作品を中心に、約千作品に携わった。市立図書館が展示方法を検討している。

 東京出身の金子さんは20代半ばから脚本家の仕事を始めた。登山や釣りが趣味で、32歳で自然豊かな伊勢原に移り住み、自宅を仕事場に活動した。

 執筆した作品は、アニメが「赤胴鈴之助」「元祖天才バカボン」「ど根性ガエル」「鉄腕アトム」「鉄人28号」「アンパンマン」「侍ジャイアンツ」など誰もがよく知る人気シリーズ。ドラマも「刑事貴族」「さすらい刑事・旅情編」といった刑事ものや2時間サスペンスなどを手掛けた。

 中でも思い入れがあるのが、30代から20年ほどにわたって携わった「ルパン三世」。「原作の漫画があったが、自分で一から構想し、書き上げた回もあった。苦労したが、一番面白かった」と振り返る。当時は地元で少年野球の監督をしており、チームの役員らをキャラクターづくりの参考にしたという。

 今回の寄贈は、同図書館でシナリオ講座の講師を務めたことから実現した。「太陽にほえろ!」「ルパン三世」などの脚本と、次元大介(ルパン三世)やコナン(名探偵コナン)らが色鮮やかに描かれたアニメのセル画など計約350点。金子さんは「脚本を手に取って、実際の作品と見比べてもらいたい」と話している。

最終更新:7月15日(金)17時57分

カナロコ by 神奈川新聞