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[ルポ]星州の主婦「母親の心でTHAAD反対」

ハンギョレ新聞 7月15日(金)18時44分配信

星州郡住民、ろうそく集会・1人デモ・ハンストなど反発拡散

 「もともとサード(THAAD=高高度防衛ミサイル)配備の問題には無関心でいました。だけどたった0.1%でも体に悪ければ、子どもに食べさせないようにするのが母親の心じゃありませんか。星州へのサード配備が決定されたら子どもたちのことになってしまうので、じっとしているわけにはいきませんでした」

 14日午前9時30分頃、慶尚北道星州(ソンジュ)郡星州邑京山里(キョンサンリ)の星州郡庁前で住民のベ・ウンハさん(41)とベ・チョンハさん(39)姉妹が1人デモを始めた。「私の子どもの生命を脅かすサードに決死反対する」と書かれたプラカードを首にかけた。子どもも母親のそばに立っていた。ウンハさんは娘三人、チョンハさんは息子と娘をもつ平凡な主婦だ。同日午後からは住民たちも彼女たちのデモに参加し始めた。

 国防総省が在韓米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD<サード>)を慶尚北道星州郡に配備すると公式発表すると、星州では若い主婦を中心に反発が高まっている。住民たちは12日から毎日夜8時、星州郡庁前に集まりろうそく集会を続けている。数百人の住民がろうそくを持った。住民らが作った「THAAD配備絶対反対カカオトークチャットルーム」には1300人余りが集って情報を共有し、意見を交わしている。イ・ジェドン星州郡農民会会長(48)は「30~40代の若いお母さんとお父さんが子どもたちと一緒にたくさん参加している。誰が先に始めたわけでもなくSNSなどを利用してお互いに連絡を取り合い、自発的に集まっている」と話した。星州郡庁前ではキム・ハンゴン星州郡守とベ・ジェマン星州郡議会議長が12日からハンガーストライキ中だ。

 ソウル都心でも前日に続き、14日夕方、青年たちを中心にTHAAD配備に反対するろうそく集会が続いた。「青年独立軍」などの青年団体は米国大使館近くの光化門(クァンファムン)のKTビル前で「THAAD配備撤回に向けた青年学生共同ろうそく文化祭」を開いた。

 市民社会や宗教界はTHAAD配備決定を撤回させるための汎国民平和行動を提案した。朝鮮半島平和会議運営委員会は同日、ソウル中区のプレスセンターで記者会見を開き、「慶尚北道の星州が新たな平沢大秋里(テチュリ)や済州(チェジュ)江亭村(カンジョンマウル)にならないよう力を合わせよう」と訴えた。キム・ヨンジュ韓国キリスト教教会協議会総務、チ・ウンヒ元女性部長官、イ・ブヨン北東アジア平和連帯代表ら各界127人と44団体が参加した。朝鮮半島平和会議は16日と23日、THAAD配備に反対する汎国民ろうそく集会を開く計画だ。

星州/キム・イルウ記者、バン・ジュンホ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月15日(金)18時44分

ハンギョレ新聞