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官民共同で整備促進へ推進室設置 すさみ串本道路

紀伊民報 7月15日(金)16時40分配信

 国土交通省紀南河川国道事務所は15日、すさみ串本道路(和歌山県すさみ町江住―串本町サンゴ台、延長19・2キロ)の整備をより早く進めるための推進室を設置した。事務所職員と民間企業の担当者がチームに入り、事業管理に当たる。

 名称は「PPP室」。パブリック・プライベート・パートナーシップのそれぞれの頭文字を取っている。国道事務所によると、同様の取り組みは東日本大震災の復興事業など全国にあるが、近畿地方の道路整備では初めてという。

 15日は田辺市下万呂の事務所別館入り口に、水野浩次所長が看板を取り付けた。PPP室は今後、関係機関との協議や地元との調整、発注業務の成果チェックなどを担う。水野所長は「地元の期待に応えられるよう、官民で力を合わせて事業を進めたい」と話した。

 すさみ串本道路は、すさみ町江住の紀勢自動車道すさみ南インターチェンジ(IC)から南へ伸びる計画の片側1車線道路。国交省は2014年度に事業化した。現在は大まかなルートが決まった段階。今後は地元での説明会を開きながら、詳細設計などに取り組む。完成時期は決まっていない。

 現在の計画では、串本町和深と同町サンゴ台にICができる。すさみ南ICからは北向きのみ、和深のICからは南向きにしかそれぞれ本線に入れない。災害時でも使えるよう、南海トラフ巨大地震の津波浸水想定よりも高い場所を通るようにする。区間のトンネルは16本で、延長のおよそ3割を占めるという。

 総事業費は710億円。国は16年度予算に整備費として10億円を計上している。

最終更新:7月15日(金)16時40分

紀伊民報