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愛犬リキお手柄 七尾、30分ほえ倒れた男性知らせる

北國新聞社 7月15日(金)2時43分配信

 七尾市木町の会社員森秀行さん(54)が飼っている紀州犬「リキ」が12日夜、森さん宅前で倒れていた市内の60代男性の救助に貢献した。男性は足が悪く、倒れていた小路には外灯が無く夜になると人通りが少ない。そのままだと事故に巻き込まれた恐れがあったが、リキが30分近くほえ続けて森さんに異変を知らせ、救助につながった。

 森さんによると、12日午後7時半ごろ、勝手口の近くにつながれたリキが突然、強くほえ始めた。森さんがなだめ、いったんおとなしくなったが、すぐに再び鳴き出した。普段は注意すると静かになるため、不審に思った森さんが散歩に連れて行こうと縄を外すと急に走りだし、倒れていた男性に近づいた。

 リキを追って男性を見つけた森さんが午後8時6分ごろ、119番通報した。七尾鹿島消防本部によると、男性は当時「足が痛くて動けなかった」と話していたという。男性の希望で病院に救急搬送せず、自宅に送り届けられた。

 リキは雄の紀州犬で、3年ほど前から森さん宅で飼われている。初めて見る人に対しては警戒心が強いが、森さん家族には忠実で、言うことをよく聞くという。森さんは「こんなことは初めてで驚いた。リキのお手柄です」と愛犬の頭をなで、労をねぎらった。

北國新聞社

最終更新:7月15日(金)2時43分

北國新聞社