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エチゼンクラゲに要警戒 3年ぶりに石川県沿岸出没か

北國新聞社 7月15日(金)14時46分配信

 漁業に深刻な被害をもたらすエチゼンクラゲが今秋、石川県沿岸で3年ぶりに出没する恐れがあることが15日、県水産総合センター(能登町)などの調査で分かった。県沿岸では2014(平成26)年からエチゼンクラゲが確認されていなかったが、今年は09年の大量発生以降で比較的、量が多かった13年と同規模の発生が予想される。9月以降に底引き網などに入り込むことが予想され、センターが注意を呼び掛けている。

 同センターが同日、発表した漁海況情報によると、エチゼンクラゲの発生場所である東シナ海での6月の分布密度が、100平方メートルあたり0・4匹で、昨年の0・0092匹を大きく上回った。エチゼンクラゲは遊泳力が低く、対馬暖流で日本海を北上し、県沿岸などに出現する。

 今年の分布密度は、全国的に被害をもたらした09年の2・29匹には及ばないが、近年では比較的発生量が多かった13年と同水準となる。国立研究開発法人・水産研究教育機構(横浜市)などの調査で、6月28日に対馬沖でエチゼンクラゲとみられるクラゲ2、3個体が定置網に入っていることが確認され、7月5日は周辺海域で目撃情報があった。

 県水産総合センターでは目撃情報の提供を呼び掛けている。担当者は「対馬沖で出現が確認されるのが例年より早く、警戒が必要だ」としている。

北國新聞社

最終更新:7月15日(金)14時46分

北國新聞社