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高校野球沖縄大会:夏の初V狙う4強 きょう準決勝

沖縄タイムス 7月16日(土)6時50分配信

 高校野球の第98回全国選手権沖縄大会第10日は16日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合が行われる。第1試合は共に初の4強入りした嘉手納と那覇西が対戦する。
 嘉手納はエース仲地玖礼が3回戦の興南、準々決勝の八重山商工にいずれも1失点完投し、4強の原動力になった。那覇西はエースの赤嶺由生郎が今大会唯一、4試合を完投。防御率1・26と安定し、試合をつくった。
 第2試合は共に打撃が好調な小禄と美里工業が戦う。美里工は毎試合二桁安打と振れており、チーム打率3割7分は4強トップ。3投手の継投に加えて堅守も光る。一方の小禄も打率5割2分6厘の1番大城旭を筆頭に、上位に4割超え打者が並ぶ。準々決勝は16安打で11点を挙げた。
 試合開始は午前10時。最終日は17日、午後1時から同球場で決勝戦を行う。いずれのチームが優勝しても、初の夏の甲子園出場となる。各チームの監督、主将の意気込みを紹介する。

【嘉手納】 ここから本番
 大蔵宗元監督 3回戦、準々決勝と一つのヤマ場を超えた。ここからが本番だ。「前後裁断」の言葉通り、過去にとらわれず先を見過ぎず、今やるべきことに集中する。準決勝はどういう展開になるかは分からないが、打ってつなぐ攻撃でホームを踏む回数を増やしたい。
 一番長い夏に
 大石哲汰主将 甲子園が近づいてきた。互いに「絶対に行こう」と声を掛け合い、気持ちを切り替えて集中力も高まっている。興南、八重山商工と甲子園出場経験のあるチームに勝ち、彼らの思いを背負ってここまで来た。優勝への思いはどこよりも強い。沖縄で一番長い夏にする。

【那覇西】積極性を出す
 山城和也監督 初の4強に惑わされず、やるべきことを冷静にやり切ってほしい。嘉手納は打撃力があり、「負けてたまるか」という気持ちも伝わる。声の掛け合いや気持ちで負けないで、積極性を出すしかない。ダイビングキャッチなど守備の好プレーで波に乗りたい。
 泥くさく戦う
 赤嶺由生郎主将 嘉手納の今の3年は1年生大会を制しており、打撃がいい。実力は相手が上なので、どう戦うかをしっかり確認したい。多くの人に応援してもらい、周囲の期待を感じている。4強の中で一番力がないのは分かっている。チャレンジャー精神で泥くさく戦う。

【小禄】つないで得点
 野原潤一監督 九回裏2死になっても、試合終了まで絶対に諦めるなと選手たちに伝えてきた。下位打線でも点が取れるように打順を組んでおり、粘り強く、つなぐ野球で得点に結び付けたい。失点も覚悟の上。点を取られても平常心を保ち、それ以上の点を取り返して勝利する。
 最少失点抑える
 銘苅梨氣主将 一戦一戦勝ち上がることを目標に、チャレンジャー精神で挑んでここまで来た。ベンチ入りメンバーだけでなく、スタンドの応援団も含めてチームが一つになっている。準決勝は乱打戦になるだろうが、自分たちの野球をしっかりやり、最少失点に抑える。

【美里工】強気でプレー
 神谷嘉宗監督 チームの特長である機動力を生かし、1点を着実に重ねることができれば勝機は見えてくる。「攻めの守備」など勝負どころで強気のプレーを出せるかどうかに懸かっている。平常心でいることを選手たちに求めたい。小禄の上位打線を警戒している。
 打撃が上り調子
 松川剛大主将 一戦一戦を大事にプレーすることが甲子園行きを決める絶対条件だ。小禄は打撃がいい印象なので、打ち合いを避ける展開に持っていきたい。相手打線にゴロを打たせてアウトを取りたい。チームの雰囲気が良くなっており、打撃の調子も上がっている。

最終更新:7月16日(土)6時50分

沖縄タイムス