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MRJ、機内ネット接続対応へ 森本社長、競合と差別化

Aviation Wire 7月16日(土)18時55分配信

 国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発を進める三菱航空機の森本浩通社長は、無線LANを使った機内インターネット接続サービスへの対応を進める考えを示した。

 航空各社は国際線から始めたインターネット接続サービスを、国内線にも拡大。日本の航空会社でも、日本航空(JAL/JL、9201)が2014年7月から、全日本空輸(ANA/NH)が今年1月から国内線でのサービスも始めている。

 また、一部のリージョナル機では、インターネット接続はできないものの、機内の無線LAN環境を使い、乗客がスマートフォンなどのWi-Fi機器で映像などを楽しめるサービスを開始。ANAホールディングス(9202)傘下のANAウイングス(AKX/EH)が3月から、JALグループのジェイエア(JAR/XM)が4月から提供している。

 ファンボロー航空ショーでAviation Wireの取材に応じた森本社長は、「大型機だけではなく、小型機でもWi-Fiが普及してきている。我々もどんどん変えていかなければならない」と語り、大型機で一般的になりつつあるインターネット接続サービスも、ブラジルのリージョナルジェット機大手エンブラエルなど競合との差別化で、対応が不可欠との考えを示した。

 今後課題となるのは、航空機が衛星とデータをやり取りする際に使用する通信機器の小型化だ。リージョナル機が無線LANの利用を映像放映などに留めているのは、インターネットへ接続する機器のサイズが影響している。機器の小型化が実現すると同時に、ネット接続に対応させることで差別化を図る。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月16日(土)18時55分

Aviation Wire