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全日本F3第9戦:マーデンボローが逃げ切り2勝目。最終周に表彰台争い激化

オートスポーツweb 7月16日(土)18時51分配信

 全日本F3選手権第9戦は16日、富士スピードウェイで決勝レースが行われ、ポールシッターのヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が優勝した。

【写真】初参戦でF3-Nを制した松井孝允(サムライサポーターズF306)

 朝から灰色の雲がサーキットを覆った土曜の富士。午前に行われた予選はウエットコンディションで争われ、マーデンボローは2番低下を2秒近く引き離してポールポジションを奪ってみせた。

 迎えた午後の決勝は霧雨が舞うコンディション。直前に全日本スーパーフォーミュラ選手権の予選が行われたこともあり、コースには乾いた部分も出ている難しい状況のなか、スタートを迎えた。

 ポールシッターのマーデンボローは好スタートをみせ、トップを維持したまま1コーナーへ。一方、2番手グリッドの千代勝正(B-MAX NDDP F3)は動き出しが
鈍く、その隙を突いた3番手の山下健太(ZENT TOM'S F312)、4番手の牧野任祐(TODA FIGHTEX)がポジションを上げていった。

 トップのマーデンボローはギャップを広げようと逃げの姿勢をみせるが、ヘアピンの飛び込みで山下が追いつき、サイド・バイ・サイドの状態に。そのままダンロップコーナーへ向かっていくが、ここはイン側ラインをキープしたマーデンボローが守り切った。

 山下の猛攻を防いだマーデンボローがじわりじわりとギャップを広げ始めた7周目、13番手争いをしていたF3-Nの廣田築(アルビレックスF306TLM)とDRAGON(B-Max Racing F308)が1コーナーで接触しクラッシュ。1コーナー縁石付近でマシンが止まったため、翌週にセーフティカーが導入された。

 11周目終わりでセーフティカーランは終了。レースは残り3周で再開される。築いたマージンがなくなったマーデンボローだが、間に挟んだ周回遅れのマシンを巧みに使い抜群のリスタートを披露。ふたたびリードを広げていく。

 一方、2番手以下の山下、牧野、千代勝正、坪井翔(ZENT TOM'S F312)は団子状態のまま1コーナーへ。この混戦で牧野、坪井が抜け出し、それぞれ2番手、3番手に浮上した。リスタートでは2番手につけていた山下は、ペースを上げられず5番手まで後退している。

 3番手に浮上し、勢いに乗る坪井は14週目、最終コーナーで牧野に迫ると、ファイナルラップの1コーナーで激しいバトルを展開。これを坪井が制し、2番手に浮上。3番手に後退した牧野は、4番手千代にも攻め立てられ、ファイナルラップのホームストレートで横並びとなるが、0.03で逃げ切り、3位を死守した。

 トップのマーデンボローはセーフティカー後の数周で4秒近いギャップを構築して圧勝。第6戦岡山以来となる、今季2勝目を挙げた。

 F3-Nはスポット参戦の松井孝允(サムライサポーターズF306)がクラスポールポジションから逃げ切り、初優勝。2位には片山義章(Petit LM Racing)が続いた。なお、F3-Nは6台中、完走したのはわずか2台と波乱の展開となった。



[オートスポーツweb 2016年07月16日]

最終更新:7月16日(土)18時51分

オートスポーツweb