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自律神経を整えて仕事のパフォーマンスを向上

ZUU online 7月16日(土)9時10分配信

仕事のパフォーマンスが落ちているときに体調へ目を向けてみると、疲れやすかったり、眠りが浅かったり、動悸がするなど、病気以前の不調が見られるかもしれません。多くの場合、その不調の原因は自律神経の乱れにあります。

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、胃腸の働き、心臓の拍動、代謝や体温など生命を保つ上で大切な体の働きを自動的に調整しています。そのうち交感神経は「昼の神経」といわれ、目覚めているときや興奮しているときに優位になる神経、副交感神経は「夜の神経」といわれ、眠っているときやリラックスしているときに優位になる神経です。

この2つの神経のバランスがとれていると、夜はくつろいで安眠でき、昼は集中して物事に取り組めるため、結果的に仕事のパフォーマンスが向上することになります。

■自律神経の乱れとはとういう状態か

仕事が忙しく緊張した状態が続いたり、残業などで就寝時間が遅れたりすることが多いと交感神経だけが優位に働き、夜になっても副交感神経へうまく切り替わりません。副交感神経がきちんと働かないと眠りが浅くなるため、心身の疲れが取りきれず、日中もだるかったり疲れやすかったりします。このようなだるさを解消すると、それだけで仕事のパフォーマンスは向上するはずです。

また、交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮して頭痛や肩こりが起こったり、血圧の上昇により動悸や息切れなどの症状が現れたりします。食欲不振、胃腸の不調、手足の冷えやしびれ、目の疲れ、多汗などの症状も自律神経の乱れに関係していることがあります。そのような自律神経の乱れは免疫の働きを低下させ、風邪を引きやすくなるなど、さまざまな病気の一因となります。

■あなたはどう? 自律神経チェック

ここで、あなたの自律神経が乱れているかどうかチェックしてみましょう。以下の設問に答えてください。すべて「はい・時々・いいえ」のいずれかを選んでみてください。

Q1  よく頭痛がする
Q2  肩がこりやすい
Q3  朝から体がだるい
Q4  下痢や便秘になりやすい
Q5  疲れているのに眠れない
Q6  脂汗が出ることがある
Q7  食欲がない
Q8  手足が冷える
Q9  目の疲れ、涙目がある
Q10 動悸や息切れがある

「はい」の回答が多いほど自律神経が乱れている可能性が高いといえるでしょう。目安として、「はい」が5つ以上で要注意、8つ以上なら早急に対策が要されます。

■緊張しっぱなしの状況を避ける工夫が必要

では、自律神経の乱れを整えるにはどうすればいいのでしょうか。
先に述べたとおり、仕事をしている人の場合、交感神経だけが優位に働き、夜になっても副交感神経へうまく切り替わらないことが主な問題となるので、そこにうまく調整をつけていくと自律神経が整い、体調が改善されていきます。

まず、仕事中は根を詰めすぎず、適度にコーヒーブレイクを入れるなどして緊張が続きすぎる状況を避けること。「肩に力が入っているな」と気づいたら、立ち上がって軽いストレッチを行ってもいいでしょう。

一方、家ではリラックスに努めるため、なるべく仕事は持ち帰らず、スマホやテレビもほどほどに。「それでは仕事が片付かない」という人もいるかもしれませんが、きちんと休息をとって自律神経を整えたほうが、かえって仕事の効率はアップします。さらに、灯りを間接照明にすると副交感神経に切り替わりやすくなります。ぬるめの湯船にゆったりつかるのもリラックスに効果的です。

自律神経を整えるには食事も重要で、神経の緊張を鎮めるカルシウムを多く含む食品を積極的に摂るといいでしょう。カルシウムは牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品のほか、小魚、小松菜、ほうれん草などに多く含まれています。

また、緊張する場面などでこまめに水を飲むと、副交感神経が刺激されストレスを軽減できるので、これもおすすめです。

■気になる不調がある場合は病院へ

以上のように、自律神経の乱れをキャッチして早めに対策しておくと、ストレスへの耐性が高まり、集中力も増して仕事のパフォーマンスが自ずと向上します。さらに、仕事がはかどるだけでなく、心身の健康面まで向上するのですから、いい事ずくめといえるでしょう。

ただし、不調が重い場合や、気になる不調がある場合には、ここにあげた改善法では不十分だったり、あるいは重大な疾患の可能性もあるので、安易に自己判断せず、病院を受診してください。(提供:ヘルスグリッドオンライン)

最終更新:7月16日(土)9時10分

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