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レッドブルアスリートのボンちゃんは大会前夜をどのように過ごしたのか?【EVO2016】

ファミ通.com 7月16日(土)17時51分配信

文・取材・撮影:編集部 豊泉三兄弟(次男)

●いよいよボンちゃんがEVO2016に挑む
 2016年7月15日~17日(現地時間)の期間、アメリカのラスベガスにて開催中の世界最大規模の格闘ゲーム大会“Evolution Championship Series 2016”(略称:EVO2016)。ファミ通.comでは、EVO2016の『ストリートファイターV』部門に参戦するレッドブルアスリート、ボンちゃん選手の密着取材を行っている。本稿では、EVO2016初日のボンちゃんの様子をお届けしよう。

※ボンちゃん事前インタビュー

 ボンちゃんのラスベガス入りは、現地時間14日の午後。到着初日は、選手登録など必要な用事を済ませた後、食事を取って早めにホテルで休んでいた。筆者のような初めてラスベガスに来た人間からすると、「せっかくのラスベガスだし、カジノで一攫千金狙うぞ!」と考えがちだが、そういうことはせずストイックに試合に備えている。それもそのはず。ボンちゃんはEVO2016前週に中国遠征を行っていたこともあり、疲労の蓄積を避けることを優先したようだ。海外の大規模な大会は長時間にわたって行われるため、疲労や時差ボケによって集中力が乱されることが多い。トッププロのレベルになると、さきに集中力を切らしたほうが負けると言われるくらいシビアな戦いをくり広げているため、こういったリスクを少しでも減らすために体調管理はきびしく行っているようだ。

 EVO2016の『ストリートファイターV』部門は、参加者数が5000人を超える史上最大のビッグトーナメント。そのため予選は、現地時間15日と16日の2日間にまたがって行われる。ボンちゃんは16日10時スタートの予選トーナメントに組み込まれているため、15日は試合のないオフ日。取材対応などをこなしつつ、本番に備えて練習を行う日に当てていたようだ。夜になると予選が終わり、空いた場所でフリーに対戦できるので、そのタイミングを見計らって会場入りし、本番と同環境で来場者を相手に最終確認の対戦をこなしていた。

 2時間程度行った練習では、ケン、キャミィ、ファンといったキャラクターを使う人たちと対戦していた。キャミィ相手に試合を落とす場面がチラホラ見えたため、練習後にキャミィ戦について尋ねてみると、「まだ手が慣れていない状態」だという。手が慣れていないというのは、相手の行動に対してどう動けばいいのかがわかっていないのではなく、対処法はわかっているが、すべての行動に対応しようとして反応が遅れているそうだ。また、使用人口の少ないファンとの対戦には、「プレイステーション4版での対戦経験が少なかったので、やっておいてよかった」と話していた。ボンちゃんは明日の予選の早い段階で強豪ファン使いと当たるため、大きな収穫となったようだ。

 練習を終えた帰路、ボンちゃんに大会当日のルーティーンを尋ねると、ふだんから飲んでいるサプリメントを1粒多く飲むゲン担ぎをするそうだ。これは、たまたまいつもより多く飲んだときに結果が出たことがあったようで、それ以来試合当日は1粒多く飲むようにしているという。また、起床後2時間以内に試合に挑むといったあわただしいサイクルになることも避けており、早めに起床し、試合の1時間前には会場入りして、集中を高めながら待機するように心がけているとのこと。プロとして試合に万全な状態で挑むために、ゲームの練習以外にもさまざまなことに気を懸けているボンちゃん。いよいよ、大会2日目となる16日10時(日本時間は7月17日2時ころ)にボンちゃんのEVO2016がスタートする。

最終更新:7月16日(土)17時51分

ファミ通.com