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後半戦に強い?香妻琴乃がホステス大会で調子の上向くワケ

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 7月16日(土)16時33分配信

国内女子ツアー「サマンサタバサレディース」で、大会ホステスプロの香妻琴乃が初日「74」、2日目「68」でプレーし、通算2アンダー19位として、6月の「ヨネックスレディス」以来5試合ぶりとなる予選通過を決めた。

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60台をマークしたのは4月の「スタジオアリス女子オープン」2日目に続き、今季2度目。「ショットも少しずつだが良くなってきている」。やや歯切れの悪さを残した開幕前の感触は、日に日に良くなっていった。この日は2番で残り189ydの第2打を、ピンそば4mにつけてバーディ。「いつもならバーディを獲って(その後は)守るところを、きょうは気持ちで獲りに行けた」と、全部で5つのバーディを奪った。

練習場でできるのに、本番のコースでうまく立ち回れない――。「だったらコースを練習場と思えばいい」と、ルーティン、イメージの取り方に、ほんのわずかな変化を加えたことで「試合でのスイングの流れをつかめてきた」と、最終日を残し、はつらつとした笑顔を見せる姿があった。

今季ここまで15試合に参戦し、予選通過は4度。開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」での10位が最高成績と、苦しいシーズン前半戦となった。賞金ランクは78位に沈み、シード保持には後半戦での巻き返しが必要になる。

成績不振の要因となっているのは、昨シーズンから悩まされている腰痛。このオフには腰への負担を軽減するため、スイング改造に取り組むなど予防策を講じてきた。「練習量も万全でない。(痛みが出ることを避けるために)セーブしながら行ってきた」と調整を続ける毎日だ。

ひとつの不安がさらなる不安を呼び、「試合に対しての気持ちの持ち方、考え方がだんだんずれてきて」と、気持ちの弱さも露呈した。ひたすら球を打ち込んで、現状を打破したい気持ちと、再発への危惧が入り交じる歯がゆさが、プレーでの消極性を生んだことも理由のひとつだという。

「この大会を機に、例年上り調子」というのは香妻本人が語ると同時に、直近2年の成績が証明している。2014年は2位で終えた後、以降の試合で5度のトップ10。翌15年は3度のトップ10入りで巻き返し、賞金シードに滑り込んだ。では、なぜこの大会が上り調子のキッカケになるのか?

「とにかく声援が多くて(それに応えようと)集中力も増します。どんなに苦しくても、みんなに支えられているなと実感することができるんです。ファンの方も、サポートしてくれるスポンサーの方も…ほんとにたくさんの人にです」

自身がホステスを務める大会は、普段以上に大きなプレッシャーを背負って出場するという選手も少なくない。香妻のように大きな力に変えられるのは、ホステス冥利に尽きるのかも。(茨城県阿見町/糸井順子)

最終更新:7月16日(土)21時20分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)