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【都知事選】鳥越氏は激務に耐えられるか?「民進党は無責任」と医師が苦言

東スポWeb 7月16日(土)10時3分配信

 心意気は買いたいが、本当に大丈夫なのか? 東京都知事選(31日投開票)が14日告示され、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が新宿駅前で第一声を上げた。鳥越氏といえば2005年に直腸がんを患い、肺や肝臓への転移も乗り越えたがんサバイバー。それだけに真夏の選挙戦や当選後に知事の激務に耐えられるかは、最も気になるところだ。本紙が取材した複数の医師からは案の定、心配する本音が上がり、鳥越氏を担ぎ出した民進党に「無責任だ!」と苦言を呈した。

 多くの聴衆に囲まれた鳥越氏は「みなさんの声を聞かせてほしい。私は聞く耳を持っています。舛添さんも猪瀬さんも持ってなかった。石原さんはもっと持ってなかった」と直近3代の都知事とは違うと宣言。意気軒高な鳥越氏だが、健康不安は拭えない。

 出馬会見では勘違いを連発。東国原英夫元宮崎県知事(58)はテレビ出演する姿を見て「やっぱり『ヨレヨレ』『ヨロヨロ』じゃないですか」とツイートした。

 05年に直腸がんを患い、その後に肺と肝臓に転移。さらに2年後に肝臓にも転移。これまで4度の手術をしながらも“不死鳥”のごとく、復活を遂げてきた。それは素晴らしいことだが、今回の選挙戦が過酷なのはもちろん、当選すれば激務が待ち受けている。

 永田町関係者は「鳥越さんは行政未経験で、しかも都議会を牛耳る自民・公明両党と対峙し、都政改革を進めていくにはあまりに肉体的・精神的ストレスや負担は大き過ぎる」と指摘する。

 任期は80歳になる20年まで。同年は東京五輪も行われる。「本当に大丈夫か」「酷過ぎる」との声は絶えない。第一声後に報道陣から健康不安を指摘されると「私は今が一番健康です。それは予断、偏見だよ。私は健康です」と語気を強めた。

 がん権威の大学教授は匿名を条件にこう指摘する。「最近分かったことで、自然と消えてしまうがんも存在する。いろんなところに転移しながら克服したケースというのも珍しくはない。動いた方が良かったり、おとなしくしていた方が良かったりと人それぞれ」。一概に不安視はできないという。

 また関東近郊の私立病院院長も「顔色はいいので、今現在は心配はないでしょう。ただ、過去の転移を考えると、普通の人よりリスクは高いのは事実です」と語る。

 民進党は以前にも鳥越氏に出馬を打診したことがあるが、家族の反対で頓挫した経緯もある。

 76歳にして大勝負に出た鳥越氏だけに、専門医も遠慮がちにならざるを得ないが、世田谷井上病院の井上毅一理事長は本気で心配する。

「(出馬と聞いて)本当にがんだったのか?と疑うくらい。心配になったからテレビを見たけど、顔色は悪くない。真夏の選挙を戦うことはできるだろうが、その先は分からない」と不安を語る。

 続けて「がんの転移は将来的にあるのかないのかという予測ができません。予測できる人がいるなら逆立ちしますよ。ましてや、肺や肝臓の転移となると、医者としては震え上がってしまう」。

 それほど“決死のチャレンジ”なわけだ。まして都知事になってから体調悪化となれば、再び都政が停滞しかねない。

「本人のやりたいという意志は仕方ありません。むしろ選んだ側が無責任じゃないですか!? 民進党は病院に問い合わせるなどしたのでしょうか? 都知事の任期は4年もある。民進党が何を考えているのか分かりません」(同)

 鳥越氏の胸には「無敵」と書かれたバッジがついていた。政治ジャーナリストは「いつもつけているもので、選挙戦中も外さないそうです」。この文字は名古屋を中心に活動するタレントで書道家でもある矢野きよ実(54)の手によるもの。鳥越氏は「がんは敵じゃない」と自分を鼓舞するためにつけているという。

 無敵バッジのご加護で健康不安を吹き飛ばしてもらいたいものだが、もしもの時は一体、誰が責任を取るのか?

最終更新:7月16日(土)10時17分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。