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福島の瓶子家住宅施設6件 国登録有形文化財に

福島民報 7月16日(土)9時48分配信

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は15日、馳浩文部科学相に対し、福島市森合の瓶子(へいし)家住宅関連施設6件の建造物を登録有形文化財に登録するよう答申した。近く官報に告示される見込み。建造物の登録有形文化財は、県内で55カ所、166件になる予定。全国では瓶子家関連施設を含め、29都道府県204件の建造物を答申。近く告示され、登録数は1万884件になる。 
 瓶子家住宅は市内中心市街地北部に屋敷を構える旧庄屋宅。答申された6件は主屋、離れ、文庫蔵、穀蔵、長屋門、氏神社で明治前期から昭和前期にかけて建てられた。 
 主屋は木造2階建てで、はりにある蚕棚を掛ける仕掛けなど養蚕の跡を残す。背面に離れがつながっている。文庫蔵は土蔵造りの2階建て、穀蔵は木造平屋。 
 長屋門は敷地前面にあり、牛小屋と物置からなる。氏神社は大地主神(おおとこぬしのかみ)と三十三観音の神仏を祭っている。 
 瓶子家住宅は現在も住居として使用されている。 

■市内の歴史伝える小林香福島市長
 国の登録有形文化財登録の答申を受けられたのは、市内の歴史を伝える建造物が国のかけがえない文化財として認められたということで非常に喜ばしい。地域の資産、後世に残すべき重要な文化財として正式登録に期待する。

■関心深める機会に 本間稔福島市教育長
 文化財登録制度は時代の特色を表した文化財建造物を守り、生かすために創設された。瓶子家住宅登録の答申は、市民の方々に市内の歴史的景観や文化財の保護・保存にさらに関心を深めてもらう機会になるはずだ。 

福島民報社

最終更新:7月16日(土)9時54分

福島民報