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久米島町、佐賀大、伊万里市 海洋発電で協定

琉球新報 7月16日(土)15時0分配信

 【久米島】久米島町と佐賀県伊万里市、佐賀大学は15日までに、海洋温度差発電(OTEC)に関する連携協定を結んだ。OTECの研究開発や利活用のほか、経済や文化など多面的な連携を図り、産業振興や地域活性化を目指す。

 伊万里市の佐賀大海洋エネルギー研究センター伊万里サテライトで14日に締結式が開かれ、大田治雄久米島町長、塚部芳和伊万里市長、宮崎耕治佐賀大学長が協定書を交わした。

 協定による具体的な事業は今後、3者による連携会議で検討を行う。町によると、シンポジウムやセミナーの開催、ICT(情報通信技術)を活用した両市町の小中学生の交流授業などが想定される。

 大田町長は「OTECは国内のみならず国際的にも関心が高い。伊万里市や佐賀大学と密に連携を深めたい」と期待し、「将来的には現在の10倍の取水ができる取水塔の整備なども国に要請していきたい」と語った。

 伊万里市には1980年、国内初の海洋温度差発電実験所が設置された。2000年には久米島町(旧仲里村)に県海洋深層水研究所が開所。13年に県が同研究所内にOTECの実証実験プラントを整備し、実験を開始した。

 14年にはプラントに隣接して同大海洋エネルギー研究センター久米島サテライトが設置され、同大で開発を進めている発電に伴う海水淡水化や水素製造などの研究を行ってきた。

琉球新報社

最終更新:7月16日(土)15時0分

琉球新報