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リオ五輪の超危険なマラソンルートに宗猛コーチ「心配」

東スポWeb 7月16日(土)16時40分配信

 リオデジャネイロ五輪に臨むマラソン代表が治安の悪化に神経をとがらせている。リオは五輪開幕まで1か月を切った状況にもかかわらず、殺人・強盗などの重大事件が頻発。ここにきて競技会場を警備する国家治安軍が給料の遅延などを理由にストライキを準備していることも伝えられ、緊迫の度合いを増している。

 特に影響を危惧するのがマラソン選手だ。

 現地入り後の練習は空軍施設のトラックと、海岸線のサイクルロードを予定。トラックは隔離された施設内にあり、安全面の問題はないものの、マラソンだけに街中を走るロードでの練習も欠かせないため、不安を隠せずにいるのだ。

 男子マラソンの宗猛コーチ(63)は治安について「『え、大丈夫なのかな』っていう心配がある。テレビではマイナスのニュースしか流れてない」と率直な感想を漏らした。すでにリオに入ってからは本番コースは試走しないことを決めている。直前の下見も車の使用を検討。「35キロ過ぎてからは治安が悪いところ。自転車で通過しても『危ない』と言われている。車で通るだけだと思います」(宗コーチ)。現地ガイドからも警告されているという。

 女子は8月14日、男子は最終日の同21日にレースが行われる。ぎりぎりまで日本で調整する男子は女子からの情報を基に対策を協議できるが、女子はそうはいかない。日本陸連関係者は「一人で走ることがある競技。そこの対策をどうするか。できるだけ危険な目にあわせないように選手を守りたい」と対応に苦慮している。

 日本オリンピック委員会(JOC)から選手村や練習施設以外は原則、外出禁止が通達されている中、限られた練習環境でどう本番に向けて仕上げるのか。陸連も気をもんでいる。

最終更新:7月16日(土)16時40分

東スポWeb