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固定ブロードバンドサービスの加入者数は3月末時点で3,782万件

エコノミックニュース 7月16日(土)20時19分配信

 ICT総研は、「2016年度 ブロードバンドサービスの市場動向」に関する調査結果をまとめた。
 
 それによると、光回線(FTTH)、ADSL、CATVインターネットを合わせた固定ブロードバンドサービスの加入者数は、2016年3月末時点で3,782万件となった。固定ブロードバンドサービスの総加入者数は前年と比べて104万件増で伸び率は3%となった。

 3,782万件のブロードバンドサービスのうち、光回線は2,790万件で74%を占める。2015年度の1年間における光回線純増数は125万件となり、純増数はほぼ前年と同じであった。また、ADSL回線はさらに減少傾向が続いており、累計320万件で前年から50万件の純減となっている。

 CATVインターネットは673万件で前年の643万件から30万件増加した。動画配信・音楽配信サービスなどの大容量データ通信ニーズが高まっていることもあり、固定ブロードバンドサービス市場は成長を続けているとしている。

 光回線サービス(FTTH)の累計加入者数は、2015年度末時点で2,790万件に達した。2015年2月からNTT東西によるコラボ光サービスが開始され、約1年後の2016年3月末には、コラボ光サービス契約数は469万件へと成長している。2016年度末にはNTT東西合計でコラボ光サービスは、824万件に拡大すると見込まれており、従来型のフレッツ光サービスからコラボ光の見通しだという。

 コラボ光への転用ニーズは拡大しているものの、新規需要は伸び悩んでいる。2015年度はFTTH全体の純増数が125万件と前年の純増数128万件を下回っており、今後も大きな成長は期待しにくい。2016年度は純増数が117万件で累計2,907万件、さらに2017年度末には3,016万件に成長すると予測している。

 コラボ光の普及とMVNO市場の成長もあって、多くの通信サービス事業者がモバイル・固定ブロードバンドサービスのセット割引制度を導入している。セット割引制度は、通信事業者による加入者獲得と解約阻止の役割を果たしており、auスマートバリューが先行してこのサービスを展開してきた。

 ICT総研が2016年6月に実施したWebアンケート調査において、auスマートバリュー(セット割引)の利用者は16%、NTT光コラボ(セット割引)の利用者は8%となっている。その他のサービスのセット利用者を加えると全体の30%が、セット割引を利用していることになる。昨年の同時期に実施したアンケート調査では、セット割引利用率は17%に留まっており、1年間で利用率が大きく伸びている。

 また、Webアンケート調査で、固定ブロードバンドサービスの利用者による顧客満足度を分析したところ、ソフトバンク光の満足度ポイントが69.0Pで1位、ドコモ光が68.7Pで2位となった。これは光コラボを利用したFTTHサービスとモバイルサービスのセット割引の影響でサービス価格に対する満足度が高まったことが影響している。光コラボサービス以外のNTTフレッツ光に対する満足度は65.5Pに留まっており、セット割引サービスを展開するコラボ光サービスとの差が際立っているとしている。

 今後は、モバイル・固定ブロードバンドサービスのセット割引に加えて、様々なサービスとのセット割引が普及することが見込まれる。例えば、東京電力、東京ガス、関西電力などのエネルギー料金とのセット割引、異業種提携によるセット割引、MVNO事業者によるサービスなどがモバイル・固定ブロードバンドサービスの市場規模を拡大させる見込みだとしている。(編集担当:慶尾六郎)

Economic News

最終更新:7月16日(土)20時19分

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