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【MLB】名将L.ピネラ氏がイチローへの思い語る「殿堂入りを果たす日を心待ちにしている」

ISM 7月16日(土)12時34分配信

 かつてシアトル・マリナーズを指揮したルー・ピネラ氏が、イチロー外野手について言及。デビューを飾った当時の様子や、メジャー通算3,000本安打に達しようとしているベテランへの思いを口にした。

 イチローが27歳で海を渡り、メジャー移籍を果たした2001年。当時マリナーズの監督を務めていたピネラ氏は、日本から来た外野手がレフトにばかり打球を運んでいるのを見て、相手の守備に対応されてしまうことを危惧したという。そして、通訳を呼ぶと、「もっとバットを速く振ってみろ」とアドバイスをした。

 すると、その数イニング後、イチローは右翼側のブルペンにホームランを放ち、チームに先制点をもたらす。ピネラ氏は、「ベースを回って、ホームベースを踏んだ時、私と握手をしながら彼はこう言った。“これで満足?”ってね」と振り返ると、「私は、“ああ、そうだ。君は自分の思い通りになんでもできるようだね”と返したよ」と明かした。

 また、イチローのように打席に入る前、入念にストレッチを行う選手は見たことが無かったと話し、「アメリカでは、過酷な春季キャンプを終え、シーズンが始まってしまえば試合前にチームでストレッチをする程度。あとはプレーするだけだ。それを、イチローはまったく違うレベルに押し上げた。彼は徹底的に準備運動を行うが、おそらくそれが42歳になってもここで現役を続けていられる大きな理由の一つだろう」と述べている。

 さらに、イチローがメジャーリーグにやってきた2001年は、マリナーズもシーズン116勝を成し遂げるなど、自身にとっても特別な年だったと語ったピネラ氏。それから15年後、白髪が増えたかつての“教え子”が3,000本安打を達成しようとしている姿は、同氏の大きな誇りであるようだ。

 最優秀監督賞3度の実績を誇る名指揮官は、「イチローはアメリカの野球に非常に早く適応し、選手たちにも受け入れられ、クラブハウスのリーダーの一人となった。あの年、うちのチームにとても大きな影響を与えてくれた」と感慨深げにコメント。そして、「その彼が3,000本目のヒットに近づきつつあることを、私は誇らしく思う。ただただ素晴らしいキャリアを送った彼が、殿堂入りを果たす日を心待ちにしている」と、イチローへ賛辞をおくった。(STATS-AP)

最終更新:7月16日(土)12時34分

ISM

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