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猛烈な雨、千葉県内襲う 市原1時間100ミリ 26棟浸水、道路冠水87カ所

千葉日報オンライン 7/16(土) 10:40配信

 東日本では15日、上空に寒気が流れ込んだ影響で、関東甲信を中心に各地で激しい雨となった。千葉県内では14日夜~15日昼にかけて大気の不安定な状態が続き、市原市付近では15日午前11時までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は数年に1度の大雨だとして「記録的短時間大雨情報」を発表。住宅26棟で浸水被害が発生し87カ所で道路が冠水したほか、JR線にも運休や遅れが生じるなど、交通網にも影響が出た。

 気象庁によると、関東甲信の上空5500メートルに氷点下6度以下の寒気が流れ込み、広い範囲で雷雲が発生した。市原市は7月の同市の観測史上最大の1時間雨量を記録。千葉市と大多喜町では23・0ミリを記録した。

 県危機管理課によると15日午後5時現在、2日間にわたる雨の住宅被害は床上浸水4棟(市原、木更津)、床下浸水22棟(市原、木更津、柏、市川、松戸、我孫子)。また、木更津市の飲食店が浸水したほか、市原市の石油工場で側溝に雨水が流れ込み、油が海に流出するトラブルも発生したが、これまでにけが人や漁業被害は確認されていない。

 このほか、木更津と白井で道路破損計3件、船橋と君津で道路への倒木が1件ずつ確認された。道路の冠水は市原、木更津、松戸など計10市内84カ所で発生し、茂原市と鋸南町では計約1800世帯が停電する被害が出た。

 振り続く大雨で土砂災害の危険度が高まったとして、県と銚子地方気象台は15日午後1時すぎ、市原市と長柄町に、昨年9月の関東・東北豪雨(23市町)以来となる「県土砂災害警戒情報」を発令。両市町内に避難所が開設された。

 電車の運行にも影響。JR千葉支社によると、15日、JR内房線と久留里線の上下線で計14本が運休。同線木更津-久留里駅間で臨時の代行バスを運行するなどし、乗客約1350人に影響した。

 また、横浜市では81・0ミリの1時間雨量を観測。崖崩れや土石流の危険があるとして、市内の2852世帯に一時避難勧告を出した。市によると、大規模な土砂崩れなどの被害情報はなかった。JR東日本によると、雨のため信号機に不具合が生じるなどして、京浜東北・根岸線や東海道線の一部区間で一時運転を見合わせた。

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最終更新:7/16(土) 10:40

千葉日報オンライン