ここから本文です

指しゃぶりや爪かみをする子どもはアレルギーになりにくい、研究

The Telegraph 7月16日(土)12時0分配信

【記者:Lydia Willgress】
 指をしゃぶったり爪をかんだりする子どもは、成人してからアレルギーになりにくいことがこのほど、研究で明らかになった。

 これらの習慣は胎児のときから始まり、幼少期から細菌に触れ、免疫機能が影響を受けることで、イエダニや草、カビ、毛皮などのアレルゲンから身を守る。

 今回の研究によると、その影響は成人してからも続くとされ、親がアレルギーを発症していたり、自宅でペットを飼っていたり、また家族に喫煙者がいたりする場合でも同様の結果が得られたという。

 カナダ・マクマスター大学(McMaster University)のマルコム・シアーズ(Malcolm Sears)教授は、この研究結果は幼少期に微生物や細菌に触れることでアレルギー発症のリスクが減るという「衛生学のセオリー」を裏付けるものだとしながら、「これらの習慣を推奨すべきだとは言えないが、プラスの面はあるようだ」と語った。

 ニュージーランドのオタゴ大学(University of Otago)が研究を主導し、米小児科専門誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に論文を発表した。

 被験者1037人を幼少期から成人になるまで追跡調査した今回の研究では、それぞれ5歳、7歳、9歳、11歳の時点で、指しゃぶりと爪かみの習慣の有無を親に報告してもらい、記録した。

 その後、被験者が13歳と32歳になったときに、アレルギー検査の皮膚プリックテストを実施し、少なくとも1種類の一般的なアレルゲンに対して陽性反応があるかを調べた。

 13歳の時点でアレルギー陽性反応を示したのは、指しゃぶりか爪かみのどちらかをしていた子どもでは38%で、これは、それらの習慣がなかった子どもの49%よりも少なかった。両方の習慣があった子どもはさらに少なく、31%だった。

 この傾向は成人になってからもみられ、32歳の時点でのアレルギー検査でも同様の結果が得られた。

 論文の主執筆者であるボブ・ハンコックス(Bob Hancox)教授は、シアーズ教授の意見に同調し、今回の研究結果は「子どものときに微生物に触れることで、アレルギーを発症するリスクが低くなることを示している」と述べた。

 しかし、指しゃぶりや爪かみをする子どもは皮膚プリックテストでは陽性反応が少なかったものの、ぜんそくや花粉症などアレルギーに関連する疾病の発症リスクに関しては、違いが確認されなかった。【翻訳編集】AFPBB News

最終更新:7月16日(土)12時0分

The Telegraph

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。