ここから本文です

【ブラジル】価格高騰のフェイジョン 国内各地で強盗事件発生

サンパウロ新聞 7月16日(土)2時24分配信

 天候不順による収穫量減少などの影響でフェイジョン豆の価格が高騰している。政府が価格抑制のため輸入関税を引き下げるなど、社会的な問題になっているが、こうした状況の中、フェイジョンを狙った犯罪も増えているようだ。先週末から各地で続いた強盗・盗難事件を国内メディアが報じている。

 ミナス・ジェライス州では1日早朝、南部アルフェナスの農業地帯で230袋、11万レアル相当のフェイジョンが盗まれる事件が発生。農場の従業員2人がフェイジョンを積んだトラックで出発しようとしたところ、4人組の武装強盗に襲われたという。

 従業員は約3時間拘束され、その間に犯行グループはフェイジョンを逃走した車両に積み替え。トラックは後に発見されたがすでに積荷はなかった。

 その後、2日に匿名の通報により、同州カンポス・ジェライスの警察が同地の農業地帯の家屋で盗まれたフェイジョンの一部を発見し、被害者により確認された。その他のフェイジョンは同州トレス・ポンタスの商人に売られたことが明らかになり、同じく押収されている。フェイジョンを盗み、運んだ容疑者はまだ見つかっていない。

 ミナス州ではこのほか、先週に南部サンゴンサロ・ド・サプカイで、日中に収穫前のフェイジョン約80キロが盗まれる事件も起きている。そのうち20キロは取り戻されたという。

 こうした状況を受けて、農業者の中には支出を増やして警備・監視を強化する人も出てきているという。
 サンパウロ州では1日午前6時ごろ、州北西部の州道425号で運搬中のフェイジョンが盗まれる事件が発生した。

 被害に遭ったトレーラーはパラナ州からバイア州へ向かっていたが、街道沿いのピラポジーニョ付近で拳銃で武装した4人組に襲われたという。運転手は車のトランクに監禁され、約200キロ離れたペナポリスで解放。その後通報を受けた警察が、約40キロ離れたサントポリス・ド・アグアペイでトレーラーを発見した。奪われた積荷のフェイジョンは32・5トンで、約24万レアル相当。犯人は捕まっていない。

 2日早朝にはバイア州西部バレイラスの農場に武装した5人組が押し入り、1000袋(約60トン)のフェイジョン・フラジーニョが3台のトラックで持ち去られた。犯行グループは農場の従業員夫婦を拘束、フェイジョンのほかにも車1台やテレビ、農場機材などを運び去ったという。この事件でも犯人は捕まっていない。

 同州では3日にも、州都サルバドールから500キロ離れたビトリア・ダ・コンキスタの卸売スーパーで100キロのフェイジョンを盗んだ男2人が逮捕されている。

サンパウロ新聞

最終更新:7月16日(土)2時30分

サンパウロ新聞