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身近で楽しもう! 身近にある自然体験スポットでの楽しみ方

ベネッセ 教育情報サイト 7月16日(土)14時0分配信

「自然体験」というと、キャンプに行ったり山に登ったりと、「大自然を味わう」ことをイメージされるかたも多いのではないでしょうか。しかし、自宅のプランターに咲く花や近所の小さな公園でも、自然体験はできるのです。今回は、身近にある自然体験スポットでの楽しみ方を、自然案内の専門家・佐々木洋さんに伺いました。

季節別おすすめスポット

ご近所には、ちょっとした自然スポットがあるはずです。ここでは季節別に、各スポットの楽しみ方をご紹介しましょう。


春:土手と河川敷。草花が咲き、チョウが飛び、ヒバリの声が聞こえます。春の息吹が感じられます。

夏:大きな神社や寺の境内。大木が繁り、セミをはじめとするいろいろな昆虫が堪能できます。

秋:公園の芝生広場。地面をよく見ると、バッタやカマキリなどが見つけられます。

冬:大きな公園にある林。渡り鳥など、ふだんあまり見られない鳥を観察するのに最適です。


ここでは、あえて季節別にスポットを分けましたが、もちろん大きな公園に神社があったり、河川敷に芝生広場があったりと、各スポットがミックスされていることが多いものです。あくまでも、季節に合わせてこれらのスポットで楽しむと良いですよ、というスタンスでご紹介しました。

子どもが昆虫を「家に持って帰りたい!」と言い出したら……

子どもは、近所の公園などでつかまえた昆虫などを自宅に持ち帰りたがることがあります。保護者にはちょっと頭の痛い問題ですね。こういう場合、どうしたら良いのでしょう?
まずは、飼える環境かどうかを考えましょう。そして、飼うならエサは何か、どんな入れ物で飼うのかなどを調べます。そのうえで、子どもにきちんと世話をする気があるかどうかも確認しましょう。これらがすべてクリアできたなら、まぁ持ち帰っても良いのではないでしょうか。クリアできなかったなら、その場に返してあげましょう。昆虫がかわいそうなだけです。

しかし、小さな子どもは、これでは納得しないことも多いかと思います。そこでわたしがおすすめするのが、「夕方まで、うちに遊びに来てもらおう」、または「一晩だけ、うちにお泊まりしてもらおう」という言い方です。いずれも、すぐ元の場所に返すのですが、こういう言い方をすると、小さな子どもでも「長く飼うことは無理」だと理解できるようです。それに、一晩じっくり観察できれば、ほとんどの子どもは満足するはずです。

ところで、昆虫一匹でも、本当に飼うとなれば大変ですよ。たとえば、よくいるナナホシテントウ。テントウムシが食べるのは生きたアブラムシで、アブラムシの食べ物は草の汁です。つまり、ナナホシテントウを飼うには、アブラムシがいっぱいついた植物を根こそぎ持って帰り、そこにてんとう虫をつけなければいけないのです。こんなこと、なかなかできませんよね。やはり、せいぜい「一晩だけ、うちにお泊まりしてもらう」くらいが関の山なのではないでしょうか。

また、ひとつ注意していただきたいのは、大きな公園・緑地の多くが、そこに棲息する生き物や植物の持ち帰りを、法律的に禁止しているということです。保護者は前もってチェックしておきましょう。

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最終更新:7月16日(土)14時0分

ベネッセ 教育情報サイト